「マンガと現代の私たち」

政治コラム

マンガは現代に生きる私たちにとって、とても身近な娯楽です。時代や年齢、性別など、さまざまな立場や感性によって好まれる作品は違います。

しかしその違いこそがマンガという世界での競争や発展につながってきたと言えるでしょう。

今回は、いろいろなマンガについて考えてみようと思います。

あなたにとって一番すごいマンガ家は?

ズバリ、一番すごいマンガ家といえば。私であればその問いには「手塚治虫」と答えるでしょう。

彼の作り上げた作品群はいまなおさまざまな形で取り上げられ、全国で愛されています。「ブラックジャック」、「火の鳥」、「ジャングル大帝」など。最近では「どろろ」がアニメーション化されました。

数ある手塚作品の中には、作者が考えていた「死生観」が強く描かれています。直接命を取り扱う医者であるブラックジャックの魂の叫びや、永遠の命を持つ火の鳥を巡る物語。自然と人間との対比が描かれたジャングル大帝など、手塚作品の中ではつねに、「生きるとは、死ぬとは何か」が問われ続けているのです。

愛らしいキャラクターたちがそれほど深い思考に真剣になる様が、私たちを長く魅了しているのでしょう。

マンガと現代の私たち

マンガにも「スポーツ」や「青春」、「冒険」といったさまざまなジャンルがあります。みなさんの中にも、「メジャーを読んで野球を始めた」人や、「スラムダンクを読んでバスケがしたくなった」人も多いのではないでしょうか?

それらに限らず、「スポーツ」を題材としたマンガは私たちの現実とかなり近いところで繋がっています。それが、私たちにより強い親近感を持たせるのです。

また、「冒険」を取り扱った作品は逆に私たちの現実とは極端に乖離した世界であることが多いです。

「ワンピースの大海賊時代」、「魔法が当たり前に存在するフェアリーテイル」など、そうした現実とはかけ離れた世界だからこその「冒険」に、私たちの心は揺さぶられるのかもしれません。そのような現実とは違う世界の中でも、現実で生きる私たちに必要なことを声高に叫んでくれる登場人物たちに、憧れているのです。

おわりに

日本でも、多くの海外コミック原作の映画が放映されています。「スパイダーマン」、「デッドプール」などのスーパーヒーローたちも、もとはコミックの住人たちなのです。

映画で興味を持った、という方は、ぜひ原作の方も調べてみてはいかがでしょうか? 新たなマンガとの出会いを広げられるかもしれません 。

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