【受験生も必見!?】世界の政治体制を比較してみた

【受験生も必見!?】世界の政治体制を比較してみた

我が国ではどのような政治体制が採用されているかご存知でしょうか?

日本は議院内閣制が採用されています。一方で海を越えたアメリカでは、かの有名なトランプ大統領がいるように大統領制が採用されています。

このように国によって政治体制は様々です。今回の記事では世界の政治体制を比較しながらその違いを考察していこうと思います。

また世界の政治体制は高校の政治経済でも扱われています。大学入試を控えている受験生の方はこれを機にしっかり覚えておきましょう!

〈記事内容〉

  • 世界各国の政治形態
  • それぞれの特徴、相違点

議院内閣制

議院内閣制は主に日本、イギリス、ドイツ(ドイツには大統領が存在するが、象徴的な存在にすぎないので一般的に議院内閣制に分類される)で採用されています。

現在、我が国の首相は安倍晋三氏、イギリスはメイ氏、ドイツはメルケル氏が務めていますが、首相は国民が直接的に選出しているわけではありませんよね。彼らは国民が選出した国会議員の中から選出されます。

議院内閣制の最大の特徴は立法と行政の関係性です。議会は内閣に対して不信任決議を可決させて首相を解任することができ、他方内閣は議会の解散権を持っています(日本では衆議院、イギリスでは下院に対して)このようにお互いを抑制しあう関係にあるのです。

また国会議員によって内閣が組織されていることを踏まえると、立法と行政が融合しており、三権分立が不完全という見方もできます。

大統領制

大統領制の一つの特徴としては、執政を行う大統領を、立法を担当する議会とは異なる選挙によって選んでいます。つまり国会議員から選出しないことで、行政と立法の分離を実現しているのです。

もう一つの特徴としては、議会が大統領を解任できないことです。4年おきに米大統領選が行われているように、各国の大統領には任期が定められおり、原則、任期中に大統領を解任することはできません。これらの点が議院内閣制との大きな違いです。

半大統領制

またアメリカ、フランス、ロシアなどがこの大統領制を採用していますが、同じ大統領制の国においてもその権限が変わってきます。ここで半大統領制を紹介しましょう。

国によって形態は様々ですが、一般的に、半大統領制の特徴として、議会とは異なる選挙で選ばれる大統領が執政の権力を持ちますが、その権力を議会の信任に依存する首相と分けあっていることが挙げられます。

フランスを例に挙げると、大統領が外交、首相が内政の実権を握っています。皆さんがフランス大統領をよくニュースで見かけるのは、大統領が外交を担当しているからです。

またフランスでは、大統領は下院に対して解散権を持つ一方で、議会は大統領を解任することはできませんが、不信任権を首相に対して持つという非常に複雑な構造になっています。このように、議院内閣制、大統領制の両方の性質が融合しているのも大きな特徴です。

権力集中制

民主集中制とも表記されることもあり、主に中国、ベトナム、北朝鮮などが採用しています。

かつてはソ連を中心とし、社会主義国を中心に採用している国が存在しました。今回は中国を例に考察していきます。

中国は全国人民代表大会(全人代)を議会とした一院制で、中国共産党のみの一党制を基軸とし、国家権力が集中しています。そのため共産党トップにあたる総書記は非常に強力な権限を持っています。

ちなみにみなさんがよくテレビで見かける習近平主席のように、中国には国家主席という役職が存在しますが、本来は象徴的な存在で実権はありません。しかし習近平氏は総書記、中央軍事委員会主席も兼任していえるため、党、軍において事実上の最高責任者となっています。

イスラーム共和制

イスラーム共和制はイスラーム原理に基づいて行う政治体制です。主に中東、アフリカなどのイスラーム圏で採用されています。

これまでの政治体制と大きく違うことは、主権が神にあることです。

日本では政治と宗教の分離がなされている政教分離であるのに対し、イスラーム圏では政治とイスラム教が密接に結びついた政教一致となっています。

まとめ

  議院内閣制 大統領制 半大統領制 権力集中制 イスラーム共和制
リーダー 首相 大統領 大統領&首相 総書記など 大統領など
特徴 立法と行政が密接 厳格な三権分立を実現 権力を大統領と首相に分割 国家権力を代表する議会へ集中 政治はイスラーム原理主義に従う
主な採用国 日本、イギリス、ドイツ アメリカ、韓国 フランス、ロシア 中国、ベトナム、北朝鮮 イスラム教国etc

いかかでしたか?それぞれの国が自国の歴史や文化を背景に、現在の政治体制にたどり着きました。本記事をきっかけに政治に関してより好奇心を抱いていただけたら幸いです。

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