投票率の低下、9月入学における当事者性の不足など…
若者の政治参画に焦点があてられる中、特に選挙権年齢に近い高校生の政治へのアプローチが注目されている。
そんな中で注目される考え方が『政治的有効性感覚』だ。
政治に対してどれだけ影響力を与えられているのかという実感のことだが、何故重要なのか。
今回はその点を現役高校生の体験を通じて解説していきたいと思う。
政治的有効性感覚
先ほど言った政治的有効性感覚、なぜ重要なのかという理由をゲームが飽きる理由を例に説明してみる。
「なぜゲームに飽きるのか?」
この質問が出された際に、返答として、
「つまらなくなったから=成長の実感がないから)」
「勝てないから」
という回答が来る。
これは確かにそうで、それでは投票にこれを置き換えてみよう。
「なぜ投票に行かないの?」
それは
「行ったとしても影響を与えていると思えないから」
「行っても自分の意見を通せないから」
となり、
政治的有効性感覚とはある意味で投票行動や政治参画を行わせる・持続させるインセンティブ・成功体験のようなものだろうと感じます。
そう考えると政治的有効性感覚がいかに重要なものなのかがわかると思います。
高校生の政治への成功体験
それでは実際に政治的な活動を行う高校生はどこで成功体験を得たのでしょうか。
今回は学生団体ivoteの高校生メンバーである筆者(高校2年生・車 世栄)の体験を書いていきます。
車 世栄の体験
自分が政治に関心を持ったキッカケは「政治家と会った」という体験からだったのではないかなと感じます。
なぜ、ただ政治家と会っただけの体験で政治に興味を持ち始めたのか。
その理由として今振り合えってみると、政治家と会うという体験が
「いつでも政治家って相談できる身近な存在なんだ!」
という安心感を得ることができたからだと思います。
そして、その安心感が、政治にいつでも関われるんだという当事者性を強め、義務感からではなく主体的に・積極的に関わろうとするキッカケになりました。
これが自分の中で政治的有効性感覚を獲得できたキッカケで、成功体験だったのではないかなと思います。
これに関してはnoteに少し詳しく書いてあるので、ぜひそちらもご参照ください。
『高校生×政治』の成功体験を基に教育への提案 | note
https://note.com/seyoung/n/n66133fc33236#UeX1l
さいごに
今回の記事を読んでくださった方にお勧めの記事があります。
ivoteが出前授業で行っている講話を紹介している記事となっております!
「学校で行われた授業の内容なんて覚えてないよ!」という方も多いと思いますので、ぜひ復習的に一度読んでいただけますと幸いです。
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