日本の他己認識とは!?・・・・

日本の他己認識とは!?・・・・

*本記事は5/4にCivisのfacebookに既に投稿された記事です。


イントロ

元号が「令和」になり新しい時代が始まりましたが、皆さんいかがお過ごしですか?

ところで、訪日外国人の数は年々増加しており、2018年の訪日外国人客数は3119万1900人でした

日本の総人口の約4分の1にもなる外国人の方が1年間で訪れており、政府や民間も観光を重要産業と位置付け、更に伸ばそうとしてします。

では、外から見た日本とはいったいどんなものなのでしょう?

様々な国の方や海外に留学をしている日本人の方に聞いてみました!

【 ”日本”と聞いた時の第一印象とその理由を教えてください。】

来日経験のあるトルコ人男性のAさんは、『日本はきちんと秩序だっていて、混沌としていないという印象。いつも日本に行くと、日本の人に歓迎してもらっていると感じる。(日本からおもてなしの気持ちを感じる)』とのことです。

ドイツ人男性のBさんは、「とても近代的で、とても発展している国で、高い技術力を有している。そして、日本人はとても穏やかで落ち着き、秩序だっている。また、(コミュニケーションなどにおいて)人との距離を一定に保つ。他には、人々は健康的な生活と食事をとっている。」という印象だそうです。

お二人が述べてくれた「秩序だっている」・「発展している」という印象は他の外国人の方々にも多く共通して挙げられた日本の印象でした。他には寿司などの食文化も第一印象として多かったです。

一方中国人女性のCさんは、「日本のアニメとアイドル文化。というのも小学生の時、名探偵コナンやテニスの王子様といった漫画がとても私たちの間で人気でした。その後も、中学校に入ると女子生徒は見た目に対する関心が高くなっていき、AKB48のような恰好をしようとしたりしていた。AKB48によって、私は初めて女性グループについての一般的な、性グループというものなんだ、というイメージを持つようになりました。」と語ってくれました。

中国人男性で日本に留学中のDさんは、日本の第一印象を「かなり複雑。」と語ってくれました。というのも授業などで日本の名前は歴史的な観点などからよく耳にしていたけれど、現在の日本の姿を知らず「一体どんな国なんだろう?」と感じていたそうです。

ここまでは外国人の方から見た日本の第一印象を書いてきましたが、ここで海外に留学中の日本人から見た日本の第一印象を見てみましょう。

ドイツに留学中のEさんは次のように語ってくれました。

「食事がおいしい。私は現在日本からドイツに留学していますが、ドイツの食卓に並ぶ料理は私の舌に合わないのもありますが味付けが粗悪なものが多く見た目もあまり良くないため、総体的に日本の料理は味付けが細かいところまで配慮されているような印象を持っています。」

【日本と母国(又は現在お住まいの地域)の違いは何ですか?】

Aさんは、「トルコではパーソナルスペースがあまり尊重されていないが、日本ではすべての人がパーソナルスペースを尊重していると感じる。日本では安全であることが最優先されるが、トルコではそうではない。またトルコにいる人々の方が温かい。日本人は(トルコ人と比べて)あまりおしゃべりではない。」

ペルー人女性のFさんは、「多くの相違点があると思う。人々の行動の仕方(※特にコミュニケーションの取り方)が異なる。ペルーの人々は会ったらいつも互いにハグをする。どういう風に感じているか、なども直接的に話したり、表現する。それと比べて、日本人は他人と一定の距離を保って関わる。決まりごとが多い。年長の人を敬う文化がある。」

Bさんは、「ドイツよりも日本の食事は健康的。(ドイツ人はビールとお肉が好き!)

ドイツ人よりも他人との距離が遠く、礼儀正しく、コミュニケーションの取り方が直接的ではない。例えば私は直接何が問題だったか、どのように改善すべきかをすぐに聞くけれど、日本人はそうでないように思う。(コミュニケーションが)ドイツ人より直接的でないと思う。」

Dさんは、「中国人は日本人ほど”みんなと同じであること”にこだわらない。」と語ってくれました。

このようにコミュニケーションの取り方などの違いについてや、オーストリア人男性のGさんのように仕事と勉強について、ドイツ人女性のHさんのように社会全体の在り方についての違いを語ってくれた方もいました。

Gさん「仕事については、日本はフレンドリーできちんとしている。ウィーンでは「すみません」とウエイターに頼んでも、コーヒーがなかなか来ず、待たされ、気分を害されるでしょう。(ですが、このようなことは日本ではありません。)勉強については、オーストリアでは日本より大学の年数が長く、大学には1年生から4年生まで(順当に上がっていく)というような仕組みはありません。日本の大学は、オーストリアでいうと大学というより高校のように感じます。」

Hさん「考え方や人々の行動の仕方が異なると思う。日本人は個人としてではなく集団や全体を重視して物事を考え、またヨーロッパ人と比べると正しいか間違っているか、というはっきりとした2択で物事を考えない。ヨーロッパ人はその正誤の対比(差異)が明確。」

ドイツに留学中のEさんは、「労働時間とサービスの質が大きく異なると思います。私が住んでいるドイツでは残業などがなく休暇も多いため労働時間が短いですが、その分接客業などサービスの質は悪いように感じます。一方で日本はコンビニなどの24時間営業や土日勤務など労働時間が長いですがその分サービスの質は高いように感じます。」

と語ってくれました。

おわりに

いかがでしたか??

日本にいると当たり前の習慣などもひとたび外から覗いてみると変わったものに見えたり、当たり前でなかったりします。そしてその見方は見る人それぞれで違うので、覗く人の数だけ見方があります。なので、ここに記載した以外にもいろんな日本の外から見た見方がある、ということをどうか忘れないでください。

そして、それは私たちが向こうを覗くときも同じなのです。

(聞き手 畠中惇)

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