三次ゆりか議員に聞く!「女性政治家の“リアル”と思い」

インタビュー

こんにちは、学生団体ivoteのかれん(青木花連)です。
今回は3児の母(しかも下の子はまだ0歳!)兼・区議会議員三次ゆりかさんにインタビューしました。

LOVEのポーズをしてくれた三次さんと、スクショボタンをカメラ目線で押すのに必死な私…

ならではの面白い話や三次さんらしい意見がたくさん聞けたインタビュー記事が出来上がりましたので、ぜひお読みください!

よろしくお願いします!
まず簡単な自己紹介からお願いしてもよろしいですか?

江東区議会議員で、現在2期目になります。
現在取り組んでいることとして、産前産後ケアなどの子育て支援やDXを中心とした政策を担当しています。

ありがとうございます。
子育てしながら、議員としても活動していて本当にすごいと思っています…!
また、我々ivoteメンバーにもジェンダーに関心がある若者が多いので、ぜひ女性議員の視点として話を聞けたら嬉しいです。

女性議員としての活動について

まず私が気になっていたことを聞かせてください!
過去の他インタビューで三次さんは1日の活動は5時間程度とおっしゃっていたのを目にしたですが、それは今も続いているのですか?

続いてますよ!10時から16.17時ぐらいで仕事は終わらせています。
ほかの議員さんでも1日4時間でタスクをぎゅっとまとめている方もいるので、あまり自分が異質だとは思っていませんね。

それはすごいびっくりです。激務な印象なので。
他には、議員さん同士での飲みニケーションなどの慣習は無いのですか?

それも私は全く無いですね。
まあ1年目の頃は出ようとはしていましたが、2年目の今は飲み会も取捨選択しています。

ありがとうございます。
ゆりかさんみたいな子育てママにも働きやすいようにはなっているのですね。

いやー、確実ではないですね。
特に、朝と夜の駅頭に出れないことは厳しいと感じます。やはり議員としては出ていた方がずっといいので…。

駅頭は地域の方に自分の活動を知ってもらうために必要ですよね。
できないことをリカバーするためにゆりかさんが取り組んでいることはありますか?

SNSです。インターネット上で形に残るので。

ゆりかさんはご自身でもYouTubeチャンネルを持っていますよね。
ただ、そのチャンネルだといつもインタビュアー側に回っていると感じるのですが、それにはなにか理由があるのですか?

あります!
特に支援者様に自分のことを知っていただける契機にもなったりするし、議員にも感謝して頂けるのでやっていますね。SNSをうまく使える議員って全然いないと思うんですよねー…。
SNSが出来ることは私の強みだと思っています。

では、どうしたら女性の議員はもっと増えると思いますか?

いや、今は女性議員の方が議員になりやすい時代だとは思いますよ。
私自分で声かけた女性の中で7人中6人当選させてますし。
普通に生活していて、壁にぶち当たっている人を誘っているんです。

すごい!
どんな風に誘っているのですか?フツーの人を議員にさせちゃうコツ、すごく興味があります。

私の周りに来てくれる人ってそれなりにやはり元々政治に関心もあるんですよ。
だから、じゃあ「あなたがなれば?」って言います。シンプルに。

最初はみんな「えっ?!私が!?」ってなるのですが、なにか課題に感じていることがあれば出馬を決める方も少なくないですね。

政治と若者のかかわり方について

三次さんは今の日本で数少ない女性議員であるだけでなく、20代で出馬&当選された議員でもあります。
そこで、ivoteでも主題に上がる「若者」の政治関心について伺いました。

若者が選挙に行かないことについては、なにか考えがあったりしますか?

若い人たちは、今幸せで困っていることがないんだなーと判断してますね(笑)
それならそれでいいと思うので、私はあまり問題意識は感じていません。

それに、政治に関心が高い人は、なにかしら生活に困っている人だと思います。
例えば障害がある方や介護など病気だったり、何かしら壁にぶち当たった人が関心を持つんじゃないかなと。

投票率が高いところって、教育がいいor政治的に問題がある国だと思います。

日本は良くも悪くも当てはまらないし、本人たちが困ってないなら行かないのは妥当ではないでしょうか。

なるほど。
私たちのような団体からしたらゆりかさんの意見はなかなか衝撃です…。

若者に限らず、ある程度のおせっかいって大事だとは思いますよ。(笑)

私も、いろんな啓発をしてきたので。

特にベビーカーのお母さんに向けて私はお仕事をしたいと思ってこの世界にもやってきました。
でも、そういう人たちはビラをくばってもことごとく私をスルーするので、ああ困ってないんだなと思いました。

かたやおじいちゃんおばあちゃんが「体に気をつけてね」と言いながらビラを受け取ってくれると、高齢者政策をしたくなっちゃうんですよね~。

なるほど、それは人間の心理ではありますよね(笑)。

政治について難しいと感じる若者もいると思いますが、ゆりかさんはご自身の20代のころと照らし合わせてどういったお考えをお持ちですか。

政治は難しいって思う人もいるけど、全然ですよ。
だって偏差値低いですよ、私。
自分の出馬で初めて選挙行ったし、歴代総理も安倍、菅、岸田…?みたいな。

ええ、それは結構びっくりです!
では、どんな能力がゆりかさんを政治家として機能させていると思いますか?

コーディネート役が得意なんです。人と人をつなぐのが好き。

「こっちで困っている人がいる」「行政」の仲介になってあげるのが、政治家。
もしその仲介している上で制度に壁があるなら、そこのルールを見直しましょうというのが役割だと感じます。

ありがとうございます。
最後に一言、ivote読者に向けたメッセージをお願いします。

門戸は開いてるよ!広いよ!ですかね。
特に女性議員はブルーオーシャンだし、こちらとしてはいつでもウェルカムだよと伝えたいです。

三次さんのインタビューは以上になります。

シンプルな考え方で、選挙の大切さを私たちも気軽に伝えられたらいいなと感じたインタビューでした。

ご一読いただきありがとうございました。

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