選挙に行ったり、政治を学ぶ必要性を政治行動論からかんがえる。②

コラム

こんにちは、青木花連です。

前回から見ていただいている方、ありがとうございます。

前回はコチラ

今回は【政治行動論】第2部「民意と選挙」を参考に、コラムを執筆します。

選挙に行くことの利益とコスト

みなさんは、選挙に行く前に次のように感じたことはありませんか?

そろそろ選挙かー。投票行かないとな…」

「でも、投票するために誰が出てるとか色々調べるのめんどくさいな」

なにか始めるとき、ついめんどくさいと感じてしまうことはありますよね。

「たかが自分の1票で、選挙がなにか変わるの?」と思う方もいるかもしれません。

そこで今回は、

選挙で投票することであなたにもたらす利益と、

投票するために必要なコスト、

どちらが大きいのか

徹底検証して参ります!!

選挙に行く利益とコストの定義

選挙時の人々の行動に関して、ダウンズは次のような言葉を残しています。

【投票から得られる利益がコストを上回るならば、有権者は投票する。そうでない場合、有権者は棄権する。】

…そりゃそうだ!となるかもしれませんがこれは重要な考え方になります。

では、投票における利益とコストとは一体どのようなものでしょうか。

{“source_sid”:”128DEE96-D3AD-4428-8B70-F031C08FAB12_1621928666059″,”subsource”:”done_button”,”uid”:”128DEE96-D3AD-4428-8B70-F031C08FAB12_1621928635563″,”source”:”other”,”origin”:”unknown”,”total_draw_actions”:1}

これを考えるためには、自分事としてとらえるとすぐわかります。

なぜなら、投票で得られる利益とは、自分の一票が反映されるかどうか、だからです。

あなただって、やってて無意味だなと思うことをわざわざ時間を割きたくないと思いますよね?

逆にコストというと、わざわざ投票会場まで足を運ぶこと・候補者を選ぶために情報収集すること、がコストとして定義されます。

(冒頭に挙げた「めんどくさい」の例えはまさにこのコストについて考えていることになるのです!)

ね、簡単でしょう。(笑)

そしてこの利益とコストのバランスは、当たり前ですが「人それぞれ」です。

しかし、どんな人が投票参加率が高いのかはある程度の見通し…はすでに明らかになっているんですね。

第一に、有権者の社会的経済的属性は情報収集のコストと関係していることがわかっているため、教育程度の高い有権者の方が投票参加しやすいという結果が出ています。

第二に、年齢によっても投票の利益とコストのバランスは異なります。

若い有権者にとっては政治の仕組みや争点はまだ未知的指数ではあるたものの、

年齢を重ねていくことでこれらの「選挙のための事前知識」は理解できるようになっていきます。

そのため、年齢が上がれば上がるほど投票参加確率は高まるということになるのです。

こちらのグラフを見ていただきたいのですが↓

年齢が高まるにつれ、投票参加率も高まっているのが分かりますよね。

ivote世代(=現在の高校生〜大学生)までは、どのような基準で政治家に投票をすればいいのか勉強の過程にあります。

そこで今回は、投票参加の為の代表的な1つの例をご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

投票する際の基準を知ろう!「投票前チェックリスト」

(保存はご自由にどうぞ!)

①の支持政党、②の政策争点、③で候補者の属性を見ることが選挙で投票するにあたっての基本的な基準になります。(④として「有権者の業績評価」も考えることもあります)

これらの3つをまとめて「ミシガン・モデル」と呼びます。

情報収集は具体的にどうすればいい?

最後に、投票選択にあたっての情報収集方法についても見ていこうと思います。

情報収集するための手段をまず2つに分類します。

1つ目がメディア。テレビやインターネット、そしてivote mediaも含まれます。

2つ目が社会的ネットワーク。友人・家族・パートナーなどの存在が含まれます。

このどちらが投票選択に大きな営業が及ぶのかというと…後者の、社会的ネットワークです。

ガーーン…

落ち込まないで、ivote。

(一応、前者のメディアにも一定数の評価や影響力は認められています!)

とはいえ、なぜこの後者の「社会的ネットワーク」のほうが影響があるのでしょうか。

1番の理由は、情報コストの低さ に挙げられます。

メディアってエコーチェンバー現象もあるので、

やっぱり自分にとって好きな情報しか入ってきづらい、ということがあると思います。

その中で自分で主体的に政治を調べようとする人は社会の総数でいうと少ないから、結果的に友人・家族と話していく後者のほうが遭遇確率が高くなっちゃうんですよね。

また、社会型ネットワークの相手(家族)は自分と価値観が近しい人、という印象もあるので話を聞いたときに納得しやすいといわれてもいます。

そのため、もしかしたら今後、例えばインターネット投票が可能になり~、という話ならまた選挙とメディアの付き合い方変わってくるかもしれませんが

今はまだ日常会話のほうが投票するにあたっては影響受けやすい、ということですね。

まとめ

お疲れさまでした!今回の内容はいかがでしたか?

まとめ画像を貼っておきますのでぜひ参考にしてみてください!

それでは第3弾でお会いしましょう~!

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました