こんにちは、学生団体ivoteの元代表、正生雄大です。
出会いもあれば、別れもある。ということで、3月の半ばで弊団体を卒業する予定であります。さみしいです。えぇ。
そこで、今回は、ivoteに入って良かったこと、印象に残ったことを記していきたいと思います。
ivoteでの活動に興味がある人や、ivoteそのものに興味がある人が、少しでもivoteの解像度をあげていただけるような記事にしたいと思います。
ivoteでのキャリア
まず、簡単に私のことを知っていただくために、ivoteでどういうキャリアを積んたのかをお伝えします。経験した大きな選挙と一緒にざっくり表にしました。
ありがたいことに多くの役割をいただき、簡単に思いつくだけでも、以下のような事業を展開してきました。
- 学校に出向いての模擬選挙を何度も
- メディア事業の立ち上げ、運営
- 政治家を居酒屋に招いてイベント
- 公開討論会での司会など
- 地方選挙での争点まとめ企画
- 日韓交流
たくさんの方のご協力のたまものです。感謝の念に堪えません。
1番印象に残った活動は〇〇だった
たくさんの企画をこなしてきたなかで、印象に残ったものは何かと、決めてしまうのは、なかなか難しいものがあります。
あえて、一つあげるとするならば、イベント『告白』です。Facebookのイベントページはコチラ。
ivoteの活動の軸としてる「若者の投票率の向上」について、その意義を問い直すというイベントでした。
多くの方々と意見交換をでき、私の投票啓発に対する考え方を相対化できたのが、大きな収穫でした。
投票は、あくまで民主主義の程度を測る一つの指標でしかない。絶対視はできない。ただし、投票率を上回る指標はない。このジレンマに気づけたのが、今なお大きな学びであったと感じます。
あとは、シンプルにイベントがとっても楽しかったので、印象に残っています。
ivote最大の特徴とは?
学生団体ivoteの特徴は、なんといってもその自由度だと思います。政治系の団体は、投票啓発を目的にしているものに限らず、たくさんあります。
それなりに他団体の方とも交流はあるのですが、目を引くのはやはりivoteの自由さです。
先輩方が、立ててきた礎のおかげで、ある程度名前が売れています。従って、何かアクションを起こしたい時は、やりやすい環境が整っています。しかし、その礎を築くうえで弊害となりがちな、しがらみが本当にありません。
逆に言えば、「自分たちでやりたいことを見つけなければならない」シビアな側面もあります。やりたいと思うことが何もなければ、何もしないまま時間が過ぎていきます。
自由は良いとも悪いとも言えますね。しかし、私にとっては最大の魅力でした。
私が引退してからも、本当に必要な時と、声をかけられた時以外は、口出しをしないと誓います(大事)。応援はめっちゃしています。
私にとって学生団体ivoteとは何か
私がivoteとして、特に代表を拝命してからは、「問いに答え続けること」が求められました。
例えば、「なぜ投票率をあげる必要があるのか」「ある社会問題についてどういう意見を持つか」「若者の投票率をあげるためには、何をすべきか」などの問いが突き付けられます。
これらの問いに、自分なりの答え。とにかく暫定解を出して、事業として表現する。これがivoteに求められることだと考えてきました。が、やはり難しいですね。
何か、答えを出すとはどういうことでしょう。あぁかもしれないけど、こうかもしれない。その中でどこか「エイヤッ」と決めてしまわねばなりません。(もしくは、コレダ!と到達しなければなりません。)私は、その決断に対してどれだけ誠実に向き合えるかが大切だと考えていました。実際に社会の中に立って、理念をもって、他者を巻き込んでいくからです。
この意味で、ivoteは非常に試されるシビアな場所でした。同時に、自分を鍛えるには絶好の立場をいただいたと思っています。
さいごに
若者の投票率の向上。どの選挙をみても、目に見える成果を出せなかった意味では、私の任期中「大成功」とは言えない活動の出来でした。
一方で、私の言葉によって、「社会の捉え方」や「政治の捉え方」を改め参画に踏み出してくれる友もいました。浮かばれる瞬間です。こうやって、身近な人から少しずつ変化を起こしていくのも、立派なことだと思います。
さて、団体内外の、多くの方々のご協力で、団体を運営し終えたのは疑いようのない事実です。何かとご迷惑をおかけしたこともあるかと存じますが、本当にたくさんの方々のご協力あっての活動でした。
私はivoteを離れますが、団体は続いていきます。学生団体ivoteに、変わらぬご支援と応援をいただけることを最後のお願いとさせていただきます。今まで本当にお世話になりました。
ありがとう、ivote!
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