若者に能を勧めるワケ

コラム

ivoteは11月都内にてivoteは若者能代表の笹川さんに能についてインタビューしてきました。政治と能、一見何も関係がなさそうですが、意外な共通点が!

どうやら若者の無関心は政治だけではないようです。

若者と能

――今の活動内容を簡単に教えてください

近年能に興味があるがある若者は多くありません。お客さんはご年配の方が多く、伝統文化の継承に危機感がありました。そこで15年前に若者能というプロジェクトがスタートし、若者に対して能という伝統文化を広める活動を行っています。若者中でも学生がメインターゲットですね。

――どうして若者に来てほしいのでしょうか?

多くの若者は能に対して難しいというイメージを持っています。なので多くの人は敷居が高いと言って、あまり観に来てくれません。しかし僕自身は能が難しいとは思いません。1つ1つ解釈するのは難しいですが、理解すること自体はそこまで難しくないです。そのような偏見がなくなれば能に対する理解が深まると思いますし、鑑賞することで感性が豊かになり、さらにいろいろ見えてくるものがあると思います。このような素晴らしい体験をぜひ若者にも経験してほしいんです。

ーーなぜ能に興味を持つようになったのですか?

最初は能にとても興味があったわけではありませんでした。中学時代に能を観に行ったことがありますが、よくわからなくて爆睡してしまいました(笑)。しかし大人になると、これまでとは違った視点で捉えられるようになり、徐々に好奇心を抱き始めたんです。例えば演目ごとに動きが全く異なっており、単純にすごいなあと思ったり。他にもお面をつけながらあんな激しい動きができるのも圧巻で、徐々に魅了され始めました。

若者能を勧めるワケ

――若者能の魅力は何ですか?

大きく3つの魅力があると思っています。1点目は事前解説です。普通、能では解説等は後で行われることが一般ですが、この若者能では事前に解説を行い、前提知識がなくても楽しむことができます。2点目は未就学児も連れてくることができる点です。こちらも本来は連れてこれないケースが一般的ですが、若者能では未就学児でも来場可能です。なので家族連れでも観に来れると思います。3点目はLINE同時解説です。劇中にLINEで同時解説を行うので、お客さんを置いてけぼりにすることなく、ストーリーをつかむこことができます。このようにして難しいイメージを払拭するよう努めています。

――どんな人に来てほしいですか?

もちろん若者に来てほしいですね。特に学生、25歳以下に来ていただけたらうれしいです。他にも能に興味がない人にも来てもらい、好きなってもらうきっかけになってほしいです。

――お客さんは何を経験できますか?

能を鑑賞してるとそれに没頭するあまり、考える余裕がありません。常にその世界に引き込まれます。また歴史的にも観阿弥、世阿弥が織田信長を鼓舞するために、能という伝統が完成しました。そういった意味でも、心理的ストレスを抱えてる人が能を鑑賞したら、そのようなモヤモヤが浄化されて、スッキリすると思います。要するに単純に知識や教養が身につくだけではないんです。

――今後のビジョンは何かありますか?

能という文化をあまねく広めていきたいのでまずは新聞社さんに取り上げてもらうことが大きな目標です。そして僕自身が若者能に関わっていける時間も限られているので、何年も運営を続けていけるような組織体制をつくって行きたいです。今はまだ明確なビジョンはありませんが、何よりも若者が能を観に来てくれるとこの上なくうれしいですね。

おわりに

ivoteは若者の政治無関心という社会的問題の解決に取り組んでいる団体ですが、若者の無関心という点においては、能という文化においても同じ課題でした。私はこれまで能を鑑賞したことがなかったので、取材前は分からないことでいっぱいでしたが、笹川さんの話を聞いているうちに、能は重宝されるべき日本の伝統文化であることに気づかされました。話を聞いてるだけでも感興をそそられるものでしたが、実際に行って見てみないと、能の奥深さという部分は理解できないに違いありません。ですので多くの若者にこの若者能を観てほしいと思います。

若者能HP: http://wakamononoh.jp/

若者能Facebook:https://www.facebook.com/wakamononoh/

若者能Twitter:https://twitter.com/wakamononoh

笹川さんFacebook:https://www.facebook.com/yoshiki.sasakawa39

コメント

タイトルとURLをコピーしました