【学生のための政策立案コンテスト2019】優勝インタビュー

【学生のための政策立案コンテスト2019】優勝インタビュー

学生団体ivoteは学生団体GEILが主催する「学生のための政策立案コンテスト 2019」にお邪魔してきました。

本コンテストでは、初対面の4人の学生がチームを組んで、8日間かけてテーマに沿った政策を立案します。

わずかな期間ながら、いずれのチームも現実的かつ練りに練られた内容で驚きを隠せませんでした。

本記事では、本コンテストの概要及び、優勝チームのインタビューをお届けします!

▼開催前に行った代表・副代表はインタビューはコチラ▼

学生のための政策立案コンテスト

政策立案コンテストは8/25から9/1にわたって国立オリンピック記念青少年総合センターで開催され、決勝プレゼンテーションは最終日に行われました。

今年もテーマは『「多文化共生」社会の実現』。近年日本でも「外国人労働者受け入れ」が物議を醸していますね。

2020年には東京オリンピック、その5年後には大阪万博が開催され、今後も訪日外国人の数は著しく増えていくことが予想されます。

しかし、ヨーロッパなどの移民・難民問題を見ても分かるように、異なる人種やバックグラウンドを持った人々が、社会に適合する、いわば社会統合は決して容易ではありません。

タイムリーな議論ですが、解決は簡単ではないこの社会問題に対する政策立案に参加者の皆さんが挑みました!

決勝プレゼンテーション

決勝プレゼンテーションは、予選を勝ち抜いた4チームによって行われました。優勝チームには賞金400,000円と官庁への提言権が与えられます。

4チームのプレゼンの概要を簡単に紹介します。

Eチーム 「大きな学校」計画

義務教育外の人々を対象とし、日本語や文化理解などの広範囲の分野の教育を目的とした「大きな学校」計画を実施。

日本語の能力やマナー、社会制度を問う多数のテストを実施し、日本人と外国人が互いに歩み寄り、対等な立場を築ける社会を実現。

Gチーム 日本市民2050

2050年までに外国人の教育、労働、権利保障における問題点を改善し、「日本市民」としての機会平等を実現する。

教育では、日本語教育、シティズンシップ教育を実施。労働においては技能実習生の待遇を改善し、外国人材雇用を拡大。権利保障では、日本市民への参政権付与を実現。

Jチーム「相互受容社会」実現のため

企業と連携することで、情報提供を行ったり、異文化理解を深めていく。

行政関係の情報をSNSで発信することで、情報へのアクセスをより簡単にさせる。企業内で異文化理解研修を実施。新たな企業評価基準を導入することで、働きやすい職場形成を実現させる。

Qチーム 社会まるっと統合プラン

教育を徹底的に充実させ、日本人の生活上の不安を取り除くと同時に、日本人にも外国人理解を促し、さらなる諸問題の政策化を促進。

〇子供への教育→公立学校をドロップアウトした子どもに対する受け皿となる教育の場を充実させたり、多文化教育を取り入れるなどすることで、日本人児童と外国人児童両者を支援。

〇大人への教育→マナーや文化理解を深めるために、積極的に異文化交流を実施する。

優勝チームにインタビュー

2019年のコンテストではE、G、J、Qの4つのチームが決勝に進み、Eチームが優勝、Gチームが準優勝しました。

私たちivote Media編集部は今回特別に、優勝したEチームのインタビューを行いました。答えていただいたのは、 東京外国語学部 長屋香凜さん・九州大学 村上あやめさん・上智大学 渡邉 勘九郎さん・大阪大学 福井義浩さん の4名です。

――今回のEチームの皆さんの強みは何でしたか?

「社会統合の意味について、どのチームよりも長く深く考えることができたと思います。」

「理念と政策が一致しているかどうかに常に気を配っていました」

――7日間一番苦労したことは何ですか?

「自分たちで考えたことや立案したことを言葉で表したり、分かりやすく説明することが大変でした。言語化って本当に難しいですね。」

――この7日間を通して自分自身が変わったことはありますか?

言葉が大切であることに気づかされました。ちゃんと伝えるにはどの言葉がいいか、何度も吟味できたことが一番勉強になったと思います。」

「かなり具体的で詳細な政策を立案することができたと思うので、実際に社会統合も可能ではないかという希望も見えました。大きな自信となりました。」

「ケースチェッカーの方が、問題同士の結びつきや、本当に政策が目指してい社会にあっているかどうかをチェックしていただいたのでかなり助かりました。」

※CC(ケースチェッカー)とは?

ー1チームにつきGEILから1名つくファシリテーター。論点の整理・知識面からのサポート・立案手法の紹介・議論の促進や修正などを適時行い、スムーズな立案のサポートをいたします。

――今回学んだことがたくさんあったと思いますが、それらをどういう風に活かしていきたいですか?

「今回は公共セクターの観点から問題を考えていきましたが、企業セクターや非営利セクターの観点からも考えてみたいです。」

「各自治体が取り組まれていることがあります。下からいかにくみ上げてくことにも興味が湧きました。」

――審査員の方からは政策に対してかなり鋭い指摘や質問されていましたが、事前にどのような準備をしていましたか?

「今日のご指摘は、まだ想定できていた内容だったので上手く対応することができました。しかし、前日の審査員のご指摘で痛いところをつかれ、改めて不明瞭な部分を議論して、今日に臨みました。」

※決勝プレゼンテーションに進むための予選プレゼンテーションを前日に行っています。

おわりに

改めて優勝されたEチームの皆さんおめでとうございます。

私たちもプレゼンの一部始終を拝見させていただきましたが、8日間という非常に短い期間で、非常に高いクオリティの政策提言を作り上げたことに感銘を受けました。

グローバル化が進む今日、異文化受容という道は避けて通れない道です。

ところが先述した通り、それは決して簡単なものではありません。

参加なさった皆さんの多くがこれに対して真摯に向き合い、社会全体の利益となりうるような解決策を模索されていました。

このように社会問題を真剣に考え解決策を見出す姿に、「若者の政治乖離」という社会問題に立ち向かうivoteの一員である私たちivote media編集部も刺激を受けました。

そのほかの参加された皆さん、また運営スタッフの皆さんもお疲れさまでした。

皆さんの今後のご活躍を願ってやみません。

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