あなたは、文系?理系?その区分け本当に必要ですか?

あなたは、文系?理系?その区分け本当に必要ですか?

突然ですが、皆さんは「文系」ですか?それとも「理系」ですか?

高校時代にこの選択を迫られた方も多いと思いますが、この高校の制度が今大きく変わろうとしています。

高校の普通科見直しへ

先日高校の普通科に対する制度などを含めた根本的な見直しが本格的に始動しました。

この見直しでは、『高校生の学習意欲低下が普通科の画一的な教育内容にある』との観点から、「社会一般で必要な教育」を行う枠組みは残しつつ普通科を細分化し、『サイエンスを重視する』などの特色を打ち出していくことを検討するとのことです。

詳細は今後定まっていくと思われますが、細分化の仕方によっては文系、理系の溝が高校の段階でより深まっていくことにもなりかねないのではないでしょうか?

問われる高校の在り方

高校の在り方は現在大きく問われているのではないでしょうか?

高校の位置づけは昭和22年の学校教育法第42条に定められていますが、

その中に『社会について、広く深い理解と健全な批判力を養い、個性の確立に努めること。』という文言があります。

この文言は現代にこそ重要な意味を持つものではないでしょうか?

普通科を細分化して専門性を高めるのは悪いことではないとは思いますが、そこに重点を置きすぎ、文系の人が理系の科目を、理系の人が文系の科目を学ばなくなるようでは意味がありません。『学習意欲が低下している』からといって、本人が興味のある分野をより重点的に学校で教えるのではなく、学校はその分野の知見を深めることのできる別の「場」を紹介、または提供し、学校そのものの教育では「広いものの見方を提供」例えば、竹取物語の内容を宇宙や理科的な視点から分析してみるなどして、現在行っている「授業の在り方」を工夫し、また場合によっては「理系が得意でなく、内申に影響するから」理系を学ばないなら、「内申を付けず、単に教養としての授業」ということがあっても良いのではないでしょうか?

更に言うならば、そもそもの文系、理系という区分けすら必要ではないものなのではないでしょうか?

おわりに

学校教育で大事なことは、知識はもちろんですが、クラスやその他の活動を通して、様々な意見や物の見方があるということを提供し、卒業した生徒がこれからの社会の中で「近視眼」にならないような基礎を作っていくことではないでしょうか?

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