【ラグビーW杯2019】ラグビーを通して知る政治コラム

【ラグビーW杯2019】ラグビーを通して知る政治コラム

2019年9月28日、4年前の南ア戦を想起させるジャイアントキリングが起きました。

ご存知の通り、ラグビー日本代表が世界ランキング2位のアイルランドに勝ったのです。

初戦から好調を維持し、自国開催を大いに盛り上げています。

そこで本記事ではラグビーW杯に因んだ政治・歴史コラムなどをご紹介します。

日本代表に外国人がいっぱいいる?

まず、初めてラグビーをご覧になった方は、日本代表の試合を見て、「あれ?外国人がたくさんいるなあ」と思ったのではないでしょうか?

実はラグビーにおいては、その国の国籍を取得しなくても、代表に入る資格がある場合があります

〈代表資格〉

1 その国(地域)に継続して3年居住する
2 当該国で生まれる
3 祖父母または両親のいずれかが当該国出身者
4 累積で10年間、その国(地域)に居住する

引用:JSPORTS コラム&ニュース  ラグビー日本代表、海を渡ってきたサムライたちが挑むワールドカップ https://news.jsports.co.jp/rugby/article/20190310217541/

これらのいずれかの条項を満たせば代表入りすることができます。

こうして外国人を加入させることで、さらに強いチームを実現しています。

キャプテンのリーチ・マイケル選手やW杯4大会連続出場のトンプソン・ルーク選手も今大会で活躍しているように、海外出身の選手が日本代表を支えていることは間違いありません。(両選手は帰化していますが、もちろん帰化せずに代表で活躍している選手もたくさんいます)

イギリス代表はない?

ユニオン ジャック, イギリス, フラグ, 英語, 国家, シンボル, イングランド, 英国の旗

4つの国とアイルランド

「イギリス代表はラグビーの発祥地なだけあって強豪国なんだろう」

と思いきやW杯出場国を見てみると、「あれイギリス代表がない!?」「実はそんなに強くないの?」と思った方はいませんか?

確かにイギリス代表というチームは存在しません。それではどういうことか?

そこで今一度思い出したいのは、イギリスの正式名称「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」

世界史を勉強したことがある方はもうお気づきでしょう

色の配置:赤=イングランド、青=スコットランド、緑=ウェールズ、抹茶色=北アイルランド、黄色=アイルランド

イギリスはこのようにイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド4つの国で構成されておりそれぞれ別のチームとして出場しています。

ただし北アイルランドは現在イギリスの領土ですが、例外的にラグビーではアイルランド代表に加わっています。(サッカーではアイルランド代表と北アイルランドに代表に分かれている)

故に試合前の国歌斉唱でアイルランド国歌を歌わない選手も中にはいるようです。

イギリスのスポーツ事情は非常にややこしいですね。

またそろぞれの地域で政治的な問題が起きることもあります。

スコットランド独立問題

スコットランドは2014年にイギリスからの独立の是非を問う住民投票を行っています。結果は賛成44.7%に対し、反対が55.3%とわずかに上回り否決になりました。

しかし、2015年国民投票によりイギリスのEU離脱が決まると、離脱反対派の主勢力がスコットランドであったことから、独立問題が再燃。

今後再び独立を問う住民投票を行うのではないかと問題になっています。

参考: 日経新聞 スコットランド首相、独立問う投票再び要求

https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM13H5G_T10C17A3FF2000/

北アイルランド問題

先ほど複雑な事情の下の置かれていると述べた北アイルランドも問題となっています。

1937年にイギリス領であったアイルランドは独立を果たしますが、プロテスタントが多数を占める北アイルランドではそれが認められませんでした(イギリスにはプロテスタント、アイルランドにはカトリック教徒が多い)

1960年代になると両派の対立が深まり、同地域でテロなどをはじめとする紛争が始まりました。

およそ30年後、ようやくイギリス-アイルランド間で和平合意が締結されましたが、北アイルランドの自治は実現しておらず、依然として対立関係にあります。

参考:朝日新聞 北アイルランドに関するトピック

https://www.asahi.com/topics/word/%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89.html

世界の国歌

ラグビーに限らず、スポーツの国際試合では、試合前に国歌を歌うことがしばしばありますね。 そこで世界の色んな国歌をご紹介しましょう。

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アルゼンチン

アルゼンチンの試合をご覧になった方は思ったかもしれませんが、アルゼンチン国歌は非常に長いんです。その長さなんと4分超!(君が代は40秒程度)

あまりにも長いのでサッカーの場合、前奏で終わってしまいます。

ニュージーランド

ニュージーランドの国歌は、1番を先住民族の言語であるマオリ語、2番を英語で歌います。

多民族国家においては、歌詞が多言語である国歌は珍しくありません。

またニュージーランド代表、通称オールブラックスと言えばハカが非常に有名です。

その力強いパフォーマンスに心を打たれること間違いありません!

フランス

フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」はフランス革命時の革命歌に由来し、今日まで引き継がれています。

このような歴史ある国歌も世界に数多く存在します。

番外編

ラグビーから少し離れますが、そのほかの世界の特徴的な国歌もあわせてご紹介します!

まずはスペイン。ヨーロッパ最古の国歌といわれていますが、驚くことにスペイン国歌には歌詞がありません!

我々日本人からしたら、なんだか違和感があるかもしれませんね。

次にウルグアイ。こちらも非常に長い国歌ですが、もはやアルゼンチンの比ではありません。なんとその長さは50分以上あります!!

ちょっと長すぎる気も…(笑)

最後にスイスの国歌。スイスにはドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの言語が公用語になっています。

故にスイスは国歌斉唱の際、各々の母語で歌うことが主流だそうです。

公用語が1つしかない日本にとって、これもまた新鮮味があるかもしれませんね。

おわりに

このようにスポーツを通して知る知識は意外に多いものです。

他の国に対して何か興味を持つきっかけになるかもしれませんね。

そして今後も日本代表を全力で応援していきましょう!!

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