みなさんこんにちは。 蘭です。
突然ですが、皆さんは将来の夢が決まっていますか?
この記事を読んでくれている皆さんの中には、社会を変えたいという問題意識の強い方も少なくはないのではないでしょうか。
そんなみなさんの将来の夢の視野のひとつとして、「官僚」というお仕事をご紹介します。
例えば2016年に話題となった映画である「シン・ゴジラ」や日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した「新聞記者」では官僚が登場していますが、実際にはどんなことをしているのかはなかなか知る機会が少ないかと思います。
それでは早速、一緒に学んでいきましょう!
官僚の仕事内容は?
政策の立案
法律の制定・策定のための原案を作り、国会に提出できる権威を官僚は持っています。
(なお、その歴史は戦後の自民党政権まで遡ります)
自分の考えた政策が、新聞の一面に載ることもあるそうで、
その興奮は計り知れないものなんだとか!
行政・民間・政治家との「橋渡しの役割」
国民が主権者である日本では、当然ながら独裁政治を行っていくことは出来ません。
つまるところ、様々な立場に置かれている国民や、政策を提言・実現可能にしていく政治家・専門分野に対し深い知見を持っている専門家などとの意見交換が必要となります。
例えば国会議員から依頼を受けて国会答弁を作成する仕事にも、
政治家や専門家など多くの人が関わってくるため調整をするのが官僚の役目です。
どうしたら官僚になれるの?
まず国家公務員総合職試験(旧一種)に合格することが条件です。その上で複数の省と面接を重ねて好感触だったら採用となります。
ちなみに人気の省は、財務省、経済産業省、外務省、総務省、警察庁。
これらは「五大省庁」と呼ばれるくらい人気があるそうです。
東大に行かなきゃダメですか?
かつては東京大学法学部の成績上位者になることが官僚になれるコースと言われていました。
しかし現在の東京大学の就職先は多くが外資銀行が人気の傾向にあり、官僚を選ぶ人は減っている傾向にあるので東大以外の大学生でも志や能力次第で十分官僚を目指すことが出来ると思われます。
2019年度の試験合格大学ランキング
順位 | 大学名(合格者人数) |
1位 | 東京大学( 307人) |
2位 | 京都大学(126人) |
3位 | 早稲田大学(97人) |
4位 | 北海道大学(81人) |
5位 | 東北大学・慶応大学(75人) |
6位 | 九州大学(66人) |
7位 | 中央大学(59人) |
8位 | 大阪大学(58人) |
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200207-00010002-wedge-soci
どんな人が向いているの?
資格を取らなければならないのでまず「継続的な努力」は必須かと思いますが、ここでは実際に官僚として働くにはどんな人が向いているかを挙げてみました。
課題を様々な側面から見れる人
政策立案にはその時の世論も左右します。
なお、世論の中には政治家や官僚など公的機関に非難の矛先が向くのも少なくはありません。
そのような状況の中で、様々な分野から社会の情勢に耳を傾けることが出来る人が官僚に向いているのではないでしょうか。
また“政策立案”に関しては、「政策立案コンテスト2019」のイベントインタビューで少し触れているのでこちらもご覧ください。
熱意を持つことができる人
官僚の仕事にはどうしても残業が発生してしまうといわれています。
例えば業務中は「政治家・行政・民間の橋渡し」としての役目、政策立案など自分のアイディア作成は残業としてやらなければならないことも。
だからこそ自分の「こうすれば社会がよくなるんじゃないか」という考えに熱い思いを持ち、いかにそのモチベーションを保てるかどうか、が大事になりますよね。(これは官僚以外の職業でも大切なことかもしれませんね。)
因みにこの記事を書くにあたって複数の官僚さんのインタビューを読みましたが、
「もっと日本を良くしたい」という思いが強い人が多かった印象があります。
学生の今、官僚になりたいと思ったらできることは?
実際に官僚がどんな仕事なのか知りたい時は、当人に聞く方がいちばん理解が深まるのではないかと思います。
官僚のSNSを見てみる
官僚の仕事はよく分からない…という方におすすめ。
元官僚の方で情報発信されている方はSNSにもいらっしゃるので、ご興味があればぜひ各SNSで調べてみてください。取っ付きやすさはTwitter、総括的な学びを得たいのならwordpressなどブログを読むことをおすすめします。
官僚の方が書かれているおすすめブログ↓
実際に活躍されている官僚の話を読む
やはり実際に活躍されている方のインタビューを通して、いかに難しいか・いかにやりがいがあるのかを知ったり、憧れを持つことができるのではないでしょうか。
そこで今回記事を書く上で参考になった書籍を貼っておきますのでご覧ください。
今回の参考書籍はこちら↓
霞が関 悩める官僚―週刊東洋経済eビジネス新書No.271
こちらの本もインタビューが記載されており、女性で官僚のお仕事に興味を持った方に特におすすめです。
女性官僚という生き方
政治に関心を持っておく
今の政治の実態や世情に関心を持つこと、
そして自分が今の社会で解決したい課題があれば、それをどんなシステムだったら解決につながるか?などを考えていくことが
先ほど申し上げた「熱意」の原動力になってくるのではないかと思いました。
もちろんivote mediaでもみなさんの発展の役に立つような政治の知識をお届けしていきますので、これからもご高覧よろしくお願いします♪
おわりに
近年の時代の刷新・変化には官界よりも民間の企業の方が先駆的な方針やアイディアを出している傾向にありますが、
官僚が備えている強靭な努力が、政治を動かす力となる時は必ず来るのではないかと私は思いました!
この記事を通して、あなたが自分の将来を真摯に考えようと思ったり、若しくは官僚を目指す方が現れたら大変うれしく思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。see you later!
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