当初は中国を中心に驚異的に感染拡大していましたが、今や感染源が欧米にシフトしつつあります。
このように先行き不透明な状況の中、2020年夏にオリンピック開催を控えた日本は、大会の開催または延期・中止の岐路に立たされています。
安倍首相 延期も視野に
これまで開催路線でいましたが、コロナウイルス拡大の収束がつかないことから安倍首相は東京オリンピック延期も視野に入れ始めたとされています。今後はIOCとの協議のもと、4週間以内に結論を下すとしています。
首相 IOCバッハ会長ときょう電話会談行う方向で調整
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200324/k10012346201000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_008
トランプ大統領の発言
アメリカ国内では2020年3月24日時点で感染者が4万人を超え、各地で外出制限がかけられています。
そのような中、トランプ大統領はオリンピック開催についてこのような発言をツイートしています。
「 安倍首相と素晴らしい話ができた。完成したばかりのオリンピックの会場は素晴らしいと伝えた。安倍首相は信じられないほどよく頑張っている。 日本と安倍首相にとって良いことが起きるだろう。たくさんの選択肢がある! 」
このように判断は委ねるものの、開催延期はやむを得ない姿勢をみせています。
最終的には日本やIOC側が決断するとみられていますが、オリンピックの放映権の大部分がアメリカに依拠していることから、アメリカの動向も無視できないのが現実です。
米水泳連盟 延期要請へ
政界のみならず、スポーツ協会からも延期・中止の声が上がっています。
米水泳連盟は同大会の延期を要請しました。
「米水泳連盟は米オリンピック・パラリンピック委員会に対し、東京オリンピック2020の延期を呼びかけるよう要請した。」
カナダ、オーストラリアは出場辞退
仮に東京オリンピックが通常通り開催されたとしても、すでに参加を辞退する国も出てきました。カナダは2020年大会の不参加を正式に発表しました。
「コロナウイルスのリスクを考慮し、カナダは東京オリンピック2020に選手を派遣しない」
オーストラリアも同様の声明を出し、2020年大会の不参加を表明しています。
聖火ランナー辞退者も
日本のアスリートでも同様の動きが見られ始めています。川澄奈美穂選手と永里優季選手は聖火ランナーを務める予定でした、辞退を決断しました。
岩田氏も反対
専門家の間でも、延期・中止論が訴えられています。
中でもクルーズ船についての動画が話題となった神戸大学の岩田氏は医学的な理由から東京オリンピック開催に反対しています。
おわりに
ivoteのTwitterでもアンケートを実施してみました。みなさんはオリンピック開催に賛成ですか?反対ですか?
東京オリンピックまであとわずか。緊急事態に日本政府、IOCはどう対応するのか注目が集まります。
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本記事は2020年3月24日に執筆されたものです 。最新の情報に アップデートされている可能性がありますのでご注意ください。
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