7/21(日)に行われた第25回参議院選挙からはや一週間が経とうとしていますが、選挙権を持つ皆さんは投票に行かれましたか?
総務省の発表によると今回の選挙、投票率は ”選挙区”では48.8%、比例代表では48.79%とのことです。この数値は前回、2016年(平成28年)の投票率54.7%(選挙区)、54.69%(比例代表)よりも双方共に5.9%の落ち込みとなりました。
ここから見えてくることは何なのでしょうか?
性別、年齢別、地域別にみる投票率
性別で見た場合、男性の投票率は比例代表で49.41%、選挙区で49.42%となり、前回より共に5.71%の下落となりました。女性については比例代表、選挙区共に48.22%であり、前回より比例代表で6.07%、選挙区で6.08%の下落となり、女性の方が男性よりも下落幅が大きかったことがわかります。
年齢別にみると、現在総務省より発表されているのは18、19歳のものだけですが、18,19歳全体の投票率は31.33%で18歳は34.68%ですが19歳が28.05%と6.63%も大幅に下がっています。また男女別でみると18歳、19歳共に女性の方が男性よりも3%程投票率が高い傾向にあります。
全体では男性の方が女性よりも高い傾向にあるにも関わらず、18、19歳に関しては女性の方が男性よりも投票率が高いというのはなぜなのでしょうか?
地域全体の投票率に目を転じれば、47都道府県の中で一番比例、選挙区共に一番投票率が高かったのは山形県で、約60.7%でした。反対に一番低かったのは宮崎県で約41.8%でした。年齢による投票率の差も重大な課題ですが、地域によってここまで投票率に開きがあるのも大きな問題ではないでしょうか?
なかなか上がらない若者の投票率
なぜ若者の投票率は上がらないのでしょうか?
投票に行かなかった皆さん、投票に行かなかった理由は何ですか?
この答えはひとそれぞれあると思いますが、少なからず「よくわからないから」、「自分に身近でない」、「誰が当選しても変わらなさそう」という理由で投票に行かない、ということはあるのではないでしょうか?
確かに、サッカーや野球に興味関心を持っていない人はオリンピックでもない限り足をスタジアムまで運んだり、テレビで観戦したりはしません。今の日本の政治も同じでそもそもそこまでの興味関心や「面白い」と思えるようなことが若者にとって無いのではないでしょうか?
これを改善するには単に、「投票に行こう」という呼びかけや主権者教育を行うだけでは無理があると思われます。
いかにして「政治は面白い」と思ってもらうことができるのか、この点がこれから先より重要になってくるのではないでしょうか?
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