こんにちは!Akaneです。
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学生団体ivoteでは、小中高校に出向いて模擬選挙や出前授業を行っています。
では具体的にはどんなことをやっているのでしょうか?
その一例をご紹介します!
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この記事は、2019年2月9日に獨協高校で行った授業ルポの後編です。
※ 獨協高校ルポ_前編はこちら
前編の復習
前編をご覧になっていない方はぜひお読みください!
※ 獨協高校ルポ_前編はこちら
前編では、「“主権者”になるための4step」をはじめ、大学の存在意義、3候補の政策比較の様子をご紹介しました。
後編では、生徒がどのように自分の価値観に気づき、友達と意見を交わしていくのか、
さらに、投票・開票の様子までお伝えします。
ワーク
さて、候補者の演説を聞き終えたら、次は自分たちが考える番です!
どの候補者に投票するか、直観だけで決めるのではなく、
政策もじっくり自分と照らし合わせて考えていきましょう。
【3.Opinion】 <ワーク3> ~自分の価値観は?~
政策から投票先を選択する、
この第一歩は、自分の価値観をしっかり認識するところから始まります。
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“価値観”ってなんだ?
そう疑問に思った方はぜひ、そうでない方もぜひ、
一緒にやってみてください☆
<ワーク3-1> あなたはどの意見に近い?〇をつけてみよう
どうですか?
すんなり決められた!って人もいれば、超迷ったって人もいるかもね。
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ちなみにこちら
1:「教育の負担者」に対する考え方
2:「平等」に対する考え方
3:「世代間予算配分」に対する考え方
となります。
<ワーク3-2> あなたはどの観点を重視する?
一つの政策争点でも、考えるポイントはたくさん。
全部総合して考えるのが理想だけど、それはハードルが高い。
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だったら、優先順位をつければいいじゃん!
1,2,3
あなたは、どれを重視する?
そして、その観点を選んだ理由、その意見を選んだ理由は?
【4.Express】<ワーク3-3> ~友達の価値観は?~
自分の考えが大体分かってきたら、それを誰かに話してみよう。
他人との違いを認識することで、自分の考えを客観的に見ることができます!
<ワーク3-3> <ワーク3-2>で書いた、重視する観点とその理由を共有しよう
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「それでは全員Stand Up!!」
ワークシートには、他の人の意見を記入する欄を4枠用意しました。
周りの人と意見交換して、4人分埋められた人から座ってOK♪
「Ready, Go!!」
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質問も受け付けます。
候補者に直接質問をぶつけに来る生徒が多く、議論が白熱しました。
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~ひとやすみ~
ワークは以上です。
休み時間を挟み、投票、開票を行います。
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休み時間中にも質問しに来る生徒がいたり、
もう一度選挙公報を読み直して「誰に投票しようか」と考えている生徒がいたりしたのが、とても印象的でした。
【4.Express】投票
文京区選挙管理委員会からの説明のあと、投票開始です!
模擬とはいえ、使用するのは実際の選挙で使うものと全く同じ。
投票用紙、記載台、投票箱まで本物です☆
初めての本格的な投票体験に、不安そうな子も、楽しそうな子も。
投票おつかれさまでした!
開票
早速、開票です。
生徒にも手伝ってもらいます!
人の目と手で仕分け、さらに再度確認。
計数は2つの機械を使って、数が間違っていないか念入りに確認します。
より速く、より正確に。
ガガガと動く初めて見る機械に、みんな興味津々。
結果発表
当選者の発表です!(どきどき)
今回は、有効投票数の半数弱を獲得した候補が当選しました!
当選おめでとう!
本物なら、当選はゴールではなくスタートです。
これから頑張ってください♪
授業を終えて
今回の模擬選挙は、生徒の活発な雰囲気を活かして、政治を楽しく感じてもらうことを意識しました。
友達同士の意見交換も、候補者への質問も、非常に積極的に行われたことはとても良かったです。
むしろ私たちがタジタジになることも…笑
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しかし、まだまだ課題もあります。
模擬選挙は「楽しい」だけで終わらせて良いものではありません。
私たちが、その授業で何か生徒の”次につながるきっかけ”を与えることができただろうか?
一過性のイベントにならないよう、より工夫を凝らしていきたいと思います。
END
いかがでしたか?
後編では、自分と他人の価値観の違いを認識し、意見を交わしていく過程から、投票・開票の様子までご紹介しました!
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少しでもこの記事が、あなたの“次につながるきっかけ”になれたら嬉しいです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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