こんにちは、青木花連です。
私の所属するivoteでは「若者の政治意識の向上」のために日々活動に取り組んでいますが、
若者の参政権の低さは依然として問題になっていますよね。
皆さんも1度は、学校の先生などに「君たちも選挙権を持つんだから選挙に行きなさい」と言われたことあるのではと思います。
とはいえ、確かに選挙に行ってマイナスになることはないかもしれませんが、特別ないいことってあるかと思うとすぐには浮かんでくる方は少ないのではないかな、と見受けられます。
私たちが選挙に行ったり、政治について考えるメリットは何か3篇にわたってわかりやすく解説していきます!
参考書籍はコチラ。
※今回は第1部である「民意の実態」を参考に記事を執筆していきます。
選挙に行けば、自分の話を聞いてもらえる!?
余談ですが、人間って、自分の話を聞いてもらえる時快楽物質が出るそうです。
政治って一部の利権者が乱用しているイメージもありますが、私たちの意見を聞いてもらえる、とちょっと希望がみえませんか?
どうして選挙に行くことと私たちの意見を聞いてもらうことのつながりがあるのか。
それは日本は「代議制民主主義」の国だからです。
代議制民主主義とは、私たちの代わりに、代表となる人物が政治を進めることで国民全体に利益を与えていこうという考え方です。
代表となる人物、が総選挙で選ばれた「政治家」たち。
日本は主権が国民にある国民主権国ですので、独裁的な活動は許されません。
そのため代議制民主主義の政治家は私たちの思い、いうなれば「民意」をくみ取ることが必要不可欠になります。
この「私たちの民意」とはどのように形成されるのか考えていこうと思います。
民意とは何?
民意は、概念としては以下のように定義されます。
個々の有権者の政治に関する意見を、
国や地域単位で集計したもの。
例を挙げて考えてみましょう。
①田中君がプリンを食べる。
②田中君はプリンはおいしい。と思う。
③田中君はお母さんに、「プリンをもっと食べたいから買ってきて」と頼む。
④買ってきてもらったプリンを食べていると、妹も「プリンを食べたい」と言ってくる。それを聞いていたお父さんも、「たまにはプリンが食べたいなあ」と言う。
⑤家族(田中家)の中で、プリンが食べたいという意見が集まる。
⑥でお母さんが週3でプリンを買ってくる…のかどうかはわかりませんが、(笑)
今のが一応民意形成の流れになります。
注目すべきポイントは、
プリンをもっと食べたいから買ってきてと頼む。=もっと家でプリンを食べるべきだ、という賛成意見を表明
家族の中で、プリンが食べたいという意見が集まる=個人の「プリンが食べたい」という思いが一致した結果、家族という集団の中で民意となった ことです。
民意がどのように生まれてくるものなのかは理解できましたでしょうか?
それでは、次は「民意形成」のために政治を勉強しなければならない理由を解説します。
知識がないと意見は言えない?
この参考書籍では、第2章で「政治クイズ」を実施しています。
テストも基礎的な単語を覚えないと実際に問題を解くことができないですよね。
しかし、今まで政治を全然勉強していない方でも大丈夫。
政治に関する知識量が足りないと感じる人はどうすればよいのかというと
【ヒューリスティクス】を使えるかどうかがカギとなっていきます。
#ヒューリスティクスを使おう
なにかの魔法かと思うかもしれませんが、情報収集の時に用いられる手がかり を指します。
「うーん、手がかりってますますワケわからない!」と思うかもしれませんが、就活で考えればかんたんかもしれません。
就活をしている中で、貴方はどの業界に行こうか、どの会社を受けようかをたくさんの選択肢から取捨選択をするかと思います。
就職先を選ぶにあたり自分の就職活動に直接的な関係の無い、その会社のOBOGなど個人の職業や学歴や経歴といった情報が「ヒューリスティクス」です。
さらにこのヒューリスティクスは、「党派性」・「イデオロギー」に分類することができます。
それぞれの用語の意味はこんな感じ↓
#党派性
政党への帰属意識。
野球だと、「巨人」「阪神」など1つの野球チームのファン、になることが多いですよね。
それと同じように「自民党」「公明党」など党として支持する・党を調べて情報収集する、などの行動がこれに属します。
#イデオロギー
主義・考え方・価値観。
例えば、政党の選挙ポスターに「増税反対!」書いてあるのはその政治家が発信している「イデオロギー」です。
それを見たときに自分はその考えに賛成か・反対なのかを頭の中で考えることが大事になるのです。
異常、この2つが、日頃から勉強しなくても情報を最低限に抑えて自分の利益を確実に与える政党に投票するコツです。
しかし、今の日本は「若者の投票率の低さ」「無党派やイデオロギーのなさによる政治的関心の薄さ」が深刻な問題になっています。
そのため、とりわけ政治を専攻で学んでいない・日常生活が忙しい方なら
【1つの政党】だけに注目してみたり、【消費税】【憲法改定】など1つのイデオロギーに着目して
自分の意見と1番近いものを投票する、というスモールステップから始めてみるのも自分の意見の表明にはなるのではないでしょうか。
今日のまとめ
今回の伝えたいことをまとめると以下のようになります。
それでは、第2弾でお会いしましょう!
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