地球温暖化にまつわる様々な説

政治コラム

気候変動と地球温暖化近年、気候変動によって様々な地域に深刻な影響を及ぼしています。中でも日本は、最も気候変動による影響を受けている国だといわれています。

そんな気候変動ですが、二酸化炭素などの温室効果ガスの量が増加し、地球を温めている地球温暖化の影響で気候変動が起こっているという説が現在のところ最も有力です。COP25(気候変動枠組条約第25回締約国会議)でも現在の気候変動は地球温暖化の影響であるとしています。 http://www.nies.go.jp/social/topics_cop25.html

そこで本記事では地球温暖化の原因や地球温暖化に関する様々な意見をご紹介します。

地球温暖化

地球温暖化の原因地球温暖化については学校教育の場やメディアなどでよく取り上げられ、世界の関心事になっています。

現在主な原因は温室効果ガスの大量排出という説とされており、国立環境研究所地球環境センターのウェブサイトに具体的な根拠が掲載されています。
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/4/4-1/qa_4-1-j.html

このページによると温室効果ガスが極端に多い金星は、温室効果がない場合は-50℃になるはずが、460℃という高温状態であり続けるのは温室効果ガスの影響だとしています。

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一方で、「太陽の活動が地球の気候と密接に関わっている」や「CO2濃度の増えたのは人間活動のためではなく、気温が上昇したせいだ」といった根強い反論もあります。

事実としてCO2濃度は気温と相関があり、およそ1年遅れで気温の変化と同じような推移で増減しているとする研究があります。

また、南極の氷が最近まで増加傾向にあったことや世界各地の最低気温の更新もあったことからこのような説が唱えられたと考えられます。

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https://www.nationalgeographic.com/news/2018/06/coldest-place-earth-measured-temperature-antarctica-science/#close

地球温暖化に関する賛否両論

このほかにもさまざまな地球温暖化に関する説が唱えられています。

例えば、「海洋からの二酸化炭素排出量が人間が排出する量より多いことから人間が排出抑制したところで無駄だ」という意見や、「以前の方が大気中の二酸化炭素濃度が高かったことから気候とは無関係」、「温暖化は嘘」という意見まであります。

このようにたくさんの説があるのは、地球温暖化の計算は非常に複雑で、何通りもの方法があり、地球温暖化について論理的に説明した人はいても証明した者はいないことや地球が抱える他の多くの問題が複雑に絡み合っているためこのような説が唱えられたと考えられます。しかし、このような説は、今のところ否定されています。

https://www.cger.nies.go.jp/cgernews/201806/330006.html

こちらのページにも書かれているように現在の地球温暖化や気候変動の説を覆すような議論は今のところありません。

地球温暖化の原因が温室効果ガス以外が原因という説が否定されているのは今のところの研究成果に基づくものであり、これらが否定され、地球温暖化が温室効果ガス以外によって引き起こされるということが常識になることもあり得ます。

ですが、現在のところ国際社会は温室効果ガスが地球温暖化の主な原因としている以上、無責任に地球温暖化の原因に対して「嘘だ」「陰謀だ」などと言うことはできません。

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地球温暖化が手遅れのところまで進行しないように地球に暮らす私たちひとりひとりが温室効果ガスを不必要に排出しない生活を心がけ、将来的に地球温暖化研究が進歩し、新たな原因が解明されたときに新たな研究結果に即した生活を心がければ、地球温暖化の進行をある程度抑えることはできるでしょう。

おわりに

地球温暖化を食い止めるチャンスはまだあります。

手遅れになり、地球の気候が大変なことになる前に、私たちはプラスチック製品を控えたり、公共交通機関を使用したり身近なところから地球温暖化対策を行い私たちの子や孫の世代より後も未来永劫安心して過ごせるような地球をつくっていきましょう。

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