歴代総理大臣と政党

政治コラム

先日、安倍総理の在職日数が通算2721日になり、伊藤博文の在職日数を超え歴代3位になったとの報道がありました

そんな報道を踏まえ、今回は歴代内閣総理大臣と政党の関係についてです!

歴代総理大臣と政党

日本で『内閣総理大臣』という職が誕生したのは19世紀にさかのぼります。

1885年(明治18年)に内閣制度が完成し、伊藤博文が初代総理大臣として就任しました。

実はこの時まだ憲法は制定されておらず、1889年(明治22年)に公布された大日本帝国憲法にも内閣は記載されておらず、同年に制定された『内閣官制』によって規定されていました。

また、当時は現在のように国会で首班指名は必要なく、天皇によって任命されていた為、議会第一党の党首が総理にならないこともしばしばありました。

(旧総理官邸 現在は総理公邸として使用されています)

戦後、日本国憲法には内閣が条文の中に規定され制度的には大分様変わりしました。

初代総理伊藤博文から現在の安倍晋三に至るまでの134年間で総理大臣経験者は63人いますが、最も多くの総理を輩出した政党は自民党です。というのも戦後の政党政治の特徴とされる55年体制では、与党が自民党、野党第一党が日本社会党という構図で固まり、自民党の一党優位が崩れることがありませんでした。

しかし、1993年ついにその構図が崩れ野党連立政権である、細川護熙内閣が成立しました。ですが、細川内閣は1年と持たずその後任の羽田孜内閣は2か月余り、日本社会党の村山富市を総理大臣とした村山内閣が1年以上続きましたが、自民党との連立政権でもあり、その後再び自民党が政権に返り咲きました。

そして直近では2009年に民主党政権が誕生し、鳩山、菅、野田の3内閣が成立しましたが、2012年には再び自民党に政権が戻り、安倍内閣が現在まで政権を担っています。

野党と政権

日本は特に戦後は、例えば米国みたいに二大政党が交互に議会第一党を占めるということは現在まで起きていません。

2009年の民主党政権がその布石になるかと思われたりもしましたが、民主党は現在無く、現在の主要野党は、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会などが乱立し、分裂状態にあります。

今後果たして野党が政権を担う日は来るのでしょうか?

そして、定期的に政権交代が起きる国会になることはあるのでしょうか?

おわりに

今年の7月には参院選があり、また衆院選もうわさされています。

政権を交代させるか、継続させるかは主権者である私たち国民の判断に委ねられています。そのことを私たち自身、そして政治家の方々はしっかりと自覚していく必要があるのではないでしょうか?

あなたは今年の参院選どこに投票しますか??

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