【20年ぶりに紙幣刷新!】お札の顔が変わるワケ

【20年ぶりに紙幣刷新!】お札の顔が変わるワケ

4月9日麻生財務相は20年ぶり紙幣刷新を行うことを発表しました。

新元号に次いで紙幣刷新。新たな時代に向けて様々な変革が行われていきます。

ここでどうして紙幣が変わるの?と思った方も少なくないのではないでしょうか?またこの紙幣刷新は、これまでおおむね20年おきに行われてきています。

意外と短期間で変わってしまうのはなぜしょうか?

新元号についての記事はコチラ

なぜ20年おきに紙幣刷新?

主な理由としては偽造防止です。

これまでの紙幣の偽造防止技術も大変優れたものですが、同時に偽造技術も日々進歩しており、これを凌駕するのは時間の問題です。

なので20年おきにデザインを変更することが通例となっています。

また新元号と同じタイミングに発表することで、機運を高めたい見方もあるようです。

新元号発表で内閣支持率が上がったので、そういった背景もあるのかもしれません。(麻生財務相はこれを否定しています)

日本札の偽造防止技術がすごい!

一見ただの紙切れに見える紙幣ですが、偽造防止のための最新の技術が詰まってます。

肖像画が3D!

1万円札と5千円札には新たに3Dホログラムというものが導入されます。これにより肖像画が浮き上がって見えます。

さらに見る角度によって数字と番号が入れ替わる仕組みにもなっており、偽造が難しくなっています。

光ですかすと

お札に白い楕円形の形をした部分を光ですかすと肖像画が見えますよね。この図柄がさらに高精細に描かれることになります。これもまた、偽造防止には効果的だそうです。

参考:財務省 新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行しますhttps://www.mof.go.jp/currency/bill/20190409.html

新しいお札の人物

新1万円札

選考された人物は渋沢栄一です。

彼は第一国立銀行(現みずほ銀行)などの企業を設立し、「日本の資本主義の父」と呼ばれています。

裏のデザインは2012年に生まれ変わったばかりの東京駅となっています。


新5千円札

樋口一葉に変わって選ばれたのは津田梅子です。

津田梅子は6歳の時に岩倉使節団としてアメリカへ渡米しました。

そこで国際教養を身につけた経験を活かし、帰国後国際感覚を持った女性を育成するために、現在の津田塾大学を創設しました。

グローバル化が進み、女性が活躍する今日にピッタリな人物ですね。

裏面には藤が描かれています。

新千円札

新しいデザインに選ばれたのは、北里柴三郎です。

奇しくも旧札の野口英世と同じ医師で、細菌学者で破傷風などの感染病を抑える血清療法を開発しました。

その後も数多くの功績を残したことから、「近代日本医学の父」と称されています。

ちなみに現在北里大学という大学がありますが、これは北里柴三郎が直接創設したわけではなく、北里研究所創立50周年を記念して、創設されたものです。

裏面のデザインは葛飾北斎の 富嶽三十六景 です。

ちなみに500円玉も

紙幣刷新ということでどうしてもお札に目が行きがちですが、実は500円硬貨も変わります。

下の画像のように中心部と外側で色が違う2色構造になるそうです。

またギザギザの一部も変わることになっています。

画像引用:財務省 新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行します https://www.mof.go.jp/currency/bill/20190409.html

参考:日本経済新聞 紙幣24年度に刷新 1万円、渋沢栄一と東京駅舎  
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43508410Z00C19A4MM0000/?n_cid=SPTMG002

なんでこの人が?

新デザインに選ばれた3人は偉大な功績を残したので、選考されるに値するでしょう。しかし、これまでのデザインの中になぜ選ばれたのか疑問に思える人々もいます。

それは現在(2019年4月)の千円札、5千円札の野口英雄と樋口一葉です。

もちろんこの2人も日本を代表する偉大な方々ですが、意外な事実があります。

野口英世は実は豪遊していた!?

野口英世は医師、細菌学者として黄熱病などの研究をしたことで有名ですね。かなり勉強に熱心で、真面目なイメージですが、かなりお金遣いの荒い人でありました。

上京した時に貰った滞在費や、知人から援助を受けた援助金などをお酒や女遊びで何度も使い果たした側面もあったのです。

どうしてこんな人が選ばれたのでしょうか…?

樋口一葉は借金まみれ

樋口一葉は女流作家として高い評価をうけ、「たけくらべ」などが今日でも多くの方が愛読しています。気品高いイメージですが、実際は火の車から抜け出せない生活だったそうです。

彼女が17歳の時、父が事業で失敗し、負債を抱えたまま亡くなりました。

また兄も亡くなっていたため、一葉は若くして家督を相続し困窮を極めていきます。後にあまりの貧困さ故に、婚約破棄になったこともあったようです。

同情の余地はありますが、なぜ借金に苦しんだ一葉が選ばれたのかも疑問が残ります。

おわりに

少し仰々しい言い方かもしれませんが、新元号、新紙幣の誕生により日本が新たな時代を歩み始めているように私には感じられます。

私たちが日常的に使っているお札の顔は非常に身近な存在ですよね。

渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎がこれからのお札の顔になるわけですが、より身近な存在で、彼らの功績を知るきっかけになればいいですね。

またキャッシュレス化が進む中、今後紙幣は我々にとってどういったものになるのでしょうか?

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