2019年の日韓関係は戦後最悪とも言われていますね。そのような状況下の中、私は9月中旬に韓国へ旅行に行きました。毎日のように日韓関係に関する報道があり、当初は心配でした。しかし実際行ってみると普段メディアを通して見ている韓国とは別の姿が見受けられたような気がします。
そこで本記事では、日韓関係が悪化したいきさつと、現地で感じたことをまとめたいと思います。
韓国ってどんな国?
大韓民国
面積 | 約10万㎢(日本の4分の1) |
人口 | 約5127万人 |
首都 | ソウル |
議会 | 一院制(300議席) |
外務省 大韓民国(Republic of Korea) 基礎データ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/korea/data.html#section1
近年ではK-POPや韓流ドラマが日本で大人気ですね。スポーツも盛んで、これまでにJリーグや日本プロ野球でも多くの韓国人選手が活躍しています。
しかし、政治的対立は劇的に激しくなっています。従軍慰安婦問題や竹島(独島)問題などもその一例です。
近年の日韓の動向
日韓関係はここ最近で急激に悪化しました。そのいきさつを振り返ってみましょう。
2018年10月 徴用工判決
→韓国大法院が日本企業に賠償命令
2018年12月20日 レーダー照射問題
2019年4月11日 WTO裁決 日本敗訴
→韓国の水産物輸入規制が容認される
2019年8月2日 日本 韓国をホワイト国から除外
2019年8月26日 韓国 GSOMIA破棄
わずか1年間の間でこれだけの対立が起きていました。
現在の日韓関係は過去最悪とも言われています。
メディアでは連日のように日韓が対立しているニュースが流れ、関係改善の兆し全く見えていません。
このように政治的対立は依然として深いままですが、実際にソウル現地ではどのような雰囲気なのでしょうか?
ソウルの観光地
先に申し上げた通り、私は9月上旬にソウル市内を観光してきました。
今の韓国がどんな感じだったかを振り返る前に、ソウル市内にあるおすすめの観光地をご紹介します!
景福宮
ソウル市内にある世界遺産の景福宮。朝鮮王朝の時代から続く歴史建造物です。
観光客の中には、韓国の伝統衣装チマチョゴリを着て観光している人も少なくないです。
ソウルタワー
南山公園に建っているソウルタワー。
南山は243M、タワー自体は236.7Mなので、全体で479.7Mにもなります。
山からの景色、タワーからの景色はまさに絶景。特に夜景が綺麗です。
ロッテワールドタワー
高さ555Mで、世界で6番目に高い高層ビルのロッテワールドタワー。
こちらも展望室から眺望できる夜景がとても綺麗です。
戦争記念館
戦争記念館では日本統治時代の韓国、第二次世界大戦、朝鮮戦争などに関する展示が数多くあります。
違った視点から戦争を捉えていたのが新鮮で、非常に興味深かったです。
LINEキャラクター
観光地というわけではないですが、SNSツールのLINEが韓国発祥であることから、デパートなどにLINEキャラクターのマスコットが置かれています。
ちなみに韓国では、LINEよりもKakao Talkの方がメジャーだそうです。
韓国旅行の感想
さて本題の韓国旅行についてです。
私は5日間ソウルに滞在し、様々な観光地や有名なレストランを訪れました。
たしかに、日韓関係が過去最悪と報道されていることを耳にしていたので、「反日デモに出会ってしまったらどうしよう」「日本人であることを名乗ったら、冷淡な態度をとられてしまうのか?」など多少の不安はありました。
しかし、旅行中にそのような場面に出くわしたり、感情を害されるようなことは特にありませんでした。
むしろ、市街のいたるところで日本語を見かけたり、流暢な日本語を話せるレストラン店員やホテルスタッフの方々に出会い、親しみさえ感じました。私が出会った人は、とても親切な方々ばかりだったのです。
画像:明洞付近 味加本
韓国市民が心底日本のことをどう思っているのかは分かりませんが、私の視点から見た限り、敵対心といったものはなかったように感じました。
もちろん、私は5日間しか滞在していないので、ほんの一部分を見たに過ぎません。しかし韓国の良い側面を見たという事実には変わりません。
普段気づけないことをたくさん目にしてきたので、今回の旅行は自分自身にとって、非常にいい経験なったと思います。
おわりに
私たちは日韓における様々な問題について、真摯に向き合わなければなりません。
しかし日韓の主張はあらゆる問題において齟齬が生じており、未だ膠着状態。
そこには国家やメディアが必要以上にナショナリズムを高揚させていることを忘れてはなりません。
冷静な議論を進めていくためにも、自国の主張が絶対に正しいと思い込むのではなく、相手国の論理も踏まえながら、客観視していく必要もあるのではないでしょうか?
【関連記事】
コメント