まず始めに、突然ではありますが下記の動画の曲をお聞きください。
この曲、あなたはどんな「ジャンル」の曲に聞こえましたか?
色々な要素がある曲ですが、実はこの曲「クラシック」として扱われる曲なんです!
本日は、この曲と作者についてと、音楽の感じ方の違いから感じるジャンルの違いについてご紹介したいと思います!
ニコライ・カプースチン作曲「8つの演奏会用エチュードより7番"間奏曲"」
この曲は題名の通り、8つの曲がセットになったピアニストのためのエチュード集=練習曲集です。もっとも"演奏会用"と名付けているので公の場での演奏を想定した作り方になっていると思われます。
7曲目にあたるこの曲は特にジャズの雰囲気が強く、筆者が作曲者を好きになるきっかけになった楽曲でもあります。
作曲者のカプースチンさんはウクライナの作曲者で、もともとクラシックの音楽学校に通っていましたが在学中にジャズに興味を持ち、音楽学校の卒業後にジャズ・オーケストラの楽団に入り演奏旅行に出かけました。
演奏旅行より帰ってきてからは作曲活動に専念し、数多くの作品の作曲されています。
手拍子で感じる音楽性
次にもう一度だけ動画を見ていただきたいのですが、その時に是非手拍子(足踏みや指でリズムを取る、でも構いません)してみてください!
1,2,3,4,と数えながら手拍子をしていく中で、あなたは何拍目に手を叩きましたか?
実は1,3拍目に手を叩いた方はクラシックとして音楽を感じていて、2,4拍目に手を叩いた方はジャズとして音楽を感じているです!
具体的に解説しますと、1,3拍目で叩く場合の事を「表拍」、2,4拍目で叩く場合の事を「裏拍」と言います。
クラシックは基本的に表拍で手を叩き、ジャズは基本的に裏拍で手を叩くのですが、感じ方はもちろん人それぞれですよね!
もし興味があれば、自分が叩かなかった方の拍の取り方も実践してみてください!笑
ちなみに日本に馴染みのあるジャンルに言い換えると、演歌は表拍でポップスは裏拍です!
イメージできそうですか…?笑
最後に
いかがでしょうか?
少し難しかったかもしれないですね。
普段聞いている音楽や見ているものには、自分の知らない側面や要素がまたまだ隠れているかもしれませんね。
新しい発見が、新しい考え方や見方に繋がっていくのだと思います。
クラシックはお堅いイメージが強いとは思いますが、こういう気軽に聞ける作品から聞いてみるのはいかがでしょうか…?
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