あなたは、「政治とコーヒー」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
きっと、想像しづらいものだと思います。
そこで今回は、一見結びつかない両者の関係を歴史から見ていきたいと思います。
コーヒーの起源
そもそもコーヒーはどうやって生まれたのでしょうか?
コーヒーの起源には諸説あるとされていますが、その中のお話を1つ。
時は9世紀。エチオピア(エチオピア連邦民主共和國)のとある所に、あるヤギ飼いの少年がいました。名前を「カルディ」と言いました。
カルディはある日、飼っているヤギ達がいつもの様子と違い、興奮して飛び跳ねているところを発見します。
カルディは驚きましたが、その原因が近くにある木に実っている木の実だと推測し、恐る恐る残りの実を持ち帰りました。
家に実を持ち帰ったカルディでしたが、やはり不審に思ったカルディはその実を「悪魔の実」と呼び、焚いていた暖炉の中に捨ててしまいました。
すると、暖炉の中から良い香りが漂ってきました。カルディはそのことから、悪魔の実を火にかけると良い香りが出ることを覚えました。
これが、コーヒーの起源のお話の1つです。
色々と説はあるみたいなので、気になった方は調べてみてくださいね。
ちなみに、このお話でコーヒーを見つけたヤギ飼いの少年の名前がつけられた「カルディコーヒーファーム」は有名ですね。
政治とコーヒーの意外な関係
いよいよ本題に戻りましょう。
時代は進みますが、時は17世紀。参考までに音楽の歴史で例えると、かの有名なバッハさんが生まれた頃です。
この頃、イギリスの一部のエリアに約2千軒ものコーヒーハウスが建てられました。コーヒーハウスとは現代で言うところの喫茶店です。
この“コーヒーハウス”ですが、当時は「政治をはじめとする様々な話し合いや情報共有をする場所」だったそうです。
今日のカフェなどは商談に使われることもありますが、この時代は国を動かすほどの内容の話し合いが行われていたみたいです。
また、多くのコーヒーハウスの中から特定の店舗が社会的拠点となり、様々な特色のコーヒーハウスが生まれていったと言われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
現代、コーヒーは世の中に根深く浸透しています。
そして、その歴史は数百年前から脈々と受け継がれているとも言えます。
もしかしたら私たちが知らないだけで、偉大なる歴史の1ページにコーヒーが登場しているかもしれませんね。
あなたが何かを考え込みたい時、きっとそこにはコーヒーがあることでしょう。
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