大統領選に向けて、時折話題になるのがアメリカのスターたちの政治的発言。
そういった発言に寛容なアメリカだからこそ、多くの芸能人やスポーツ選手が自身の支持者を公言しています。
今回の記事では、誰がトランプ支持者で、誰がバイデン支持者なのか?SNSでの発信等を取り上げながら紹介します!
トランプ支持の著名人
カニエ・ウェスト
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のラッパー、カニエ・ウェスト。
トランプ指示を公言しており、2018年にはホワイトハウスを訪問したこともあります。
そんなカニエ・ウェストですが、なんと今回の大統領選に自ら候補者として出馬することを表明しています。
トランプ大統領も「しっかりとした考えを持っている」「素晴らしい挑戦だ」と出馬を歓迎していました。
トランプ支持のカニエ・ウェストが黒人有権者の票を取り込み、バイデン氏に痛手を与えることを狙っているのではないかとの見方もあります。
すでに選挙活動に約6億3000万円も費やしていることも明らかになっており、未だ選挙活動中のカニエ・ウェストに今後も注目です。
クリント・イーストウッド
アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ出身、ハリウッドを代表する監督、俳優です。
自身の政治的姿勢をはっきりと公表するスタンスのクリント・イーストウッド氏は、2016年の大統領選でトランプ氏が当選した際、「ありがとうアメリカ! 私はもう長くは生きられないが、残された数年は素晴らしい時になるだろう」とツイートしていました。
ただ、今回の大統領選ではトランプ大統領ではなく、民主党のマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長を支持すると述べています。
トランプ氏の大統領としての功績をある程度は評価するものの、Twitterでの批判や、人を罵るのをやめ、上品な振る舞いを求めたいと指摘していました。
ノア・ビンラディン
ノア・ビンラディンは9.11を首謀者として知られているウサーマ・ビンラディンの姪です。彼女は自身のホームページにはバイデン氏を批判し、トランプ氏を強く支持するコメントがたくさん見受けられます。メディアのインタビューでも自身がトランプ支持者であることを明かしました。イスラム国による脅威は、オバマ政権によってもたらされたと主張し、バイデン氏は大統領に就任すると再びテロの脅威がやってくると述べています。
バイデン支持の著名人
テイラー・スウィフト
2016年の大統領選挙では自身の政治的発言を徹底的に避けていたものの、2年前の中間選挙の際に民主党支持を表明したテイラー・スウィフト。
過去には、トランプ政権のことを「独裁政治だと思っている」と話し、トランプ氏を批判するメッセージが込められているのではないかとされる楽曲を出したことも。
白人至上主義と人種差別の火種を煽って大統領に就任したあげく、暴力で威す前に道徳的ぶるわけ? 「略奪が始まれば銃撃が始まる」? 11月の選挙であなたを落とす。
8月には、バイデン氏から副大統領の指名を受けたカマラ・ハリス上院議員の「ジョー・バイデン氏は人生をかけて私たちのために戦っており、アメリカ国民を一つにすることができる。大統領として私たちの理想に応えるアメリカを築きます。副大統領に選ばれたことを光栄に思い、バイデン氏を私たちの最高司令官にするためにやるべきことをやります」というツイートを引用RTし、「YES」と歓迎の意を表していました。
世界的歌手であるテイラー・スウィフトの影響力は非常に強く、ファンに向けて投票を呼びかけた24時間後には10万人以上もの有権者登録が行われたこともあるそうです。
クリス・エヴァンス
映画『キャプテン・アメリカ』で主人公を演じるクリス・エヴァンスも反トランプとして知られています。彼は2016年にトランプ氏が大統領選に当選した時、次のように述べました。
アメリカはこのことを恥じるべきだ。我々は憎悪を許す人間を我が国のリーダーとして選んでしまったんだ。いじめを行う者にこの先を任せてしまうんだ。とてもショックだよ。
マーク・ラファロ
映画『インクレディブル・ハルク』でハルクを演じるマーク・ラファロは度々Twiter上でトランプ氏を批判するコメントを出しています。
また先日、先ほど紹介したクリス・エヴァンスが誤って下半身を写真をSNS上で流してしまった失態に対し、次のようなコメントを残している。
トランプが大統領の間は、これ以上恥を晒すようなことはできないよ。希望が見えてきただろ…
バラク・オバマ
前アメリカ大統領のオバマも、実は民主党の候補者選びの時点からバイデン氏を支持していました。
私はバイデン氏をアメリカ大統領に推薦することを誇りに思う!
バラク・オバマがバイデン支持を正式に公表した12分間のビデオメッセージがこちらです。
動画内では、バイデン氏の人柄や、苦境から立ち直る力を称賛しており、コロナウイルスの危機にあるアメリカでリーダーシップを発揮するのにふさわしいと評価。
自身の大統領時代を振り返り、副大統領にバイデン氏を選んだことは「人生で最善の決断の一つだった」とも述べています。
おわりに
いかがでしたか?
日本では、検察官定年延長法案についてSNSで言及した有名人が批判されていたこともありましたが、アメリカでは有名人が政治的立場を公言することは珍しいことではありません。
ここには、日本人とアメリカ人、それぞれの政治との距離の違いが表れていると言えます。
こういったことに注目して大統領選を見てみるのも面白いですね。
開票後のアメリカスターたちの反応も要チェックです!
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