外国人労働者の受け入れ拡大!私たちの生活にどう影響する?

外国人労働者の受け入れ拡大!私たちの生活にどう影響する?

こんにちは!五月ももうすぐ終わり、半袖の季節も目前ですね。新しい環境にも慣れてきた方が多いと思います。

さて、この四月には日本の社会も新たな環境への一歩を踏み出しました。それはズバリ外国人労働者の受け入れ拡大です。これって具体的にどういうこと?私たちの生活にどう影響するの?たくさん疑問を感じている方も多いはず!この記事を読んであなたの理解と意見を深めてみてください。

I.「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律」…ってなに?

そもそもこの四月に日本が外国人労働者の受け入れを拡大したのは、昨年十二月に「出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律」が成立され、四月に施行となった為でした。じゃあこの法律はどういう内容なのでしょう?

今までの日本では外国人の単純労働は基本的に認められていませんでした。労働者として認められたのは

  • 留学生
  • 技能実習生(最大五年までの滞在が可能)
  • 大学教授などの高度な技術を持つ人材

しかし、今回施行された改正法の下では新たな二つの在留資格が定められました。

【特定技能一号】

対象者:人材不足が深刻な産業分野における一定程度の知識・経験に基づく技能、また日常生活に支障がない程度の日本語能力を有する外国人

滞在期間:最大5年

家族帯同:不可

【特定技能二号】

対象者:同じく人材不足が深刻な産業分野における熟練した技能を有する外国人

滞在期間:制限なし

家族帯同:可

この特定技能における産業分野とは、建築、外食、介護や農業を含む14分野まで及びます。

この二つの新たな枠組みによって、外国人労働者の更なる増加が見込めそうです。

では、この変化は私たちの生活にどう影響するのでしょうか??

II.外国人労働者の受け入れ拡大は私たちの生活にどう影響するの?

皆さんが一番気になるのは、この変化がどう私たちの生活に影響するのかだと思います。ここでは特によく聞かれる不安な声について考えてみたいと思います。

外国人労働者が増える事になって、日本人の賃金が低下する?日本人の雇用機会が減ってしまう?

そもそもこの改正法が施行された背景は日本の深刻な労働力不足にあります。政府はこの法案が成立された際、人手不足が解消された段階で受け入れはストップする為、賃金低下や日本人の雇用機会が減る心配はない、としています。具体的には5年間で最大34万5150人の受け入れを想定しており、これを上限としています。しかし雇用情勢の変化に伴い、上限数の引き上げも視野に入れています。今後の展開に注意を払う必要があります。

また、日本人がやりたがらない賃金で労働する外国人労働者が増えれば、日本人の賃金上昇への間接的な弊害となる事は考えられます。人手不足の中、賃金上昇で状況を打開しようとしていた企業が低賃金の外国人労働者に目を向ける事になってしまうわけです。

外国人を受け入れる事で治安が悪化する?

これも多くの方が不安に思っていると思います。しかし!外国人労働者の増加=犯罪者の増加と考えるのは本当に正しいと言えるでしょうか。

外国人労働者が犯罪を犯してしまう背景の一つには、低賃金での悪質な労働環境や、高額な金額を要求する悪質な仲買業者の存在などがあります。もし外国人労働者の増加が犯罪率の上昇に繫がるとすれば、外国人の受け入れ体制が整っていない社会が原因だと言えるのではないでしょうか。現在日本政府は、これらの問題に取り組もうとしています。受け入れ体制が十分に整い、外国人労働者が心配なく働ける世の中になれば治安悪化の懸念も必要ないのではないでしょうか。

III.外国人と共生できるのか?

今回の法改正に伴い、今まで以上に私たちの周りには外国人が増える事になります。色々な国から来た外国人があなたのご近所さんになったり、同僚になったり、関わる機会も沢山あるでしょう。価値観や文化の違う彼らとうまく共生できるのか不安に感じる人もたくさん多いはず。私は様々な国籍の学生に溢れた国際色豊かな学部に所属しています。そんな自分自身の経験からアドバイスを幾つかあげてみたいと思います。

・積極的に関わってみよう!

 外国人とあまり触れ合ったことのない日本人の多くが、外国人を自分たちとは違う人々だと認識して壁を作ってしまっているような気がします。しかし、どんな国から来た人でも一回話しかけてみれば、私たち日本人とも多くの共通点があったり、同じ話題で盛り上がれたりする事に気づくはず。まずは最初の一歩、知ろうとする事が大事です!

・無理にわかり合う必要はない

もちろん、違う環境、文化の中で生きてきた外国人とはどうしても分かり合えない点が出てくる事もあります。その時は無理してお互いの間で合意を見出そうとする必要はありません。相手の考え方をよく聞き、そして自分の考え方を相手に説明した後、考えが異なると感じた時は素直に相手にそう伝えましょう。相手の文化と自分の文化、両方にリスペクトを持つ事が鍵となります。

IV.最後に

今回の法改正により、日本社会はより国際色豊かになっていくでしょう。あなたは楽しみですか?それとも不安?今回お伝えしたのはほんのベーシックな知識ですが、皆さんの今回の改正に関する考えを発展するお手伝いになれたら嬉しいです。日本社会の一員として、これからの日本の将来がどんな道を辿るべきか考えるきっかけにしてみて下さい。

【参照URL】「入管法及び法務省設置法改正について」(最終閲覧日:2019年4月23日)http://www.immi-moj.go.jp/hourei/h30_kaisei.html

「外国人就労拡大 自治体の不安軽減に努めよ」(最終閲覧日:2019年4月23日)https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20190217-OYT1T50064/

「【図解・政治】政府の外国人労働者受け入れ見込み(2018年11月)」(最終閲覧日:2019年4月23日)

https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_seisaku-houmushihou20181114j-12-w680



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