都庁の財政を知ろう!

都知事選2020

こんにちは!ivoteメンバーのもりみずきです。初投稿ですが、よろしくお願いします☺︎

突然ですか、私たちが日頃支払っている消費税などの税金がどのくらい集められ、どのように使われているか確認したことはありますか?

政府自治体の財政を知ることによって、私たちが納めている税金の使い道を知ることができます!!


なので今回は、都知事選に向けた特集第二弾として、都庁の財政についてまとめていきたいと思います!

財政とは?

そもそも、財政とは何なんでしょうか?

財政とは、国や地方自治体などが、税金などの収入をどのように使うかの経済行為のことをいいます。その収入を歳入、支出を歳出と呼びます。

また、年度の初めに、どのぐらいの歳入が見込まれるか、公共施設や社会福祉などのサービスにそれぞれどの程度振り分けるかの予定を決めます。これを予算といいます。(身近な例として、学校で生徒会費が集められ、それをどの部活にどの程度分けるかを決めることを想像したら分かりやすいと思います。)

歳入には、一般的に一般会計特別会計の2種類があります。一般会計とは、税金などによる歳入で、特別会計は債務による歳入です。

東京都の財政

ここで、今回の本題である東京都の令和2年度の予算について説明していこうと思います。

歳入

https://www.zaimu.metro.tokyo.lg.jp/syukei1/zaisei/0204tozaisei.pdf

東京都財務局によると、令和2年度の歳入は合計で15兆4522億円です。
一般会計の予算規模は過去最高だった昨年度に次ぐ規模となりました。
東京都のこの歳入は、スウェーデンやノルウェーの国家の歳入(それぞれ日本円にして約12兆円、約16兆円)と近いことから、国家規模に財源があると言えます。

東京都の一般会計の特徴として、地方税である都税(個人住民税、自動車税、都タバコ税、宿泊税固定資産税、法人事業税など)が7割を占めることが挙げられます。しかし、そのうちの2割が法人二税であることから、経済状況による影響を受けやすいため、不安定な構造であると言えます。

令和2年度の都税収入は、地方法人課税の見直しなどにより、前年度より585億円(1.1%)減った5兆4446円になりました。

一方で、東京都は人口や企業が多いため、自治体間の財源の差を埋め、それを保障するために国家から受け取れる地方交付税による歳入は全くありません。(つまり、東京都は地方交付税を受け取っていないのです!)

その他は国から地方自治体に配られる、その使い道が決められている(義務教育費や生活保護費など)資金である国庫支出金などもあります。

特別会計

特別会計は、一般会計と特定の事業や資金を区別するために別に設けられています。特別会計の歳入は、主に都の借金である都債の発行や歳出予算の繰越(今までの貯金)などから成っています。

公営企業会計

公営企業会計とは、水道や電気、バスなどの都が運営する地方公営企業の収支です。東京都にはたくさんの公営企業があり、そこでの収益や歳出予算からの繰り越しなどから歳入を得ています。

歳出

一般歳出

東京都の一般歳出は、前年度より1.2%減の5兆5332億円です。

東京2020オリンピック・パラリンピックの確実の成功のために、ボランティアの確保、育成やその他事業に3262億円が割り当てられました。このために、過去からの貯金である基金が積極的に活用されました。

https://www.zaimu.metro.tokyo.lg.jp/syukei1/zaisei/20200124_reiwa2nendo_tokyotoyosanangaiyou/2yosanaramashi.pdf
(▲は前年度に比べその数字が減少したことを表します。)

一方で、東京2020大会の施設建設や改修の減により、投資的経費は前年度に比べて20.9%減り、1兆493億円になりました。

公債費・税連動経費等

公債費とは都債を発行する金額であり、令和2年度ではその発行額を抑制したため、前年度より12億円(0.6%)減の2084億円になりました。
東京都は年々都債への依存度を減らしており、今年度は2.8%と他都道府県に比べても低い値になります。

税連動経費とは、都が集めた税金を各市区町村に一定の割合で交付する費用のことです。


コロナの対策費ってどうなってるの?

ここまで、年度初めに決められた予算について説明してきましたが、それ以降に発生したコロナへの対策費はどう成っているのでしょうか?

予算成立後、災害など予測していなかった事柄によってその予算通りに政策を進めることは資金不足のため困難だと判断された場合、それに追加できる補正予算というものがあります。

今回の「コロナウイルス」という非常事態では、ウイルスの感染拡大防止や医療体制の強化、教育現場でのオンライン授業の環境整備、失業者や中小企業へのサポートなどのために、3500億円以上の補正予算案が組まれました。(2020年4月19日時点)

詳しくは東京都財務局のウェブサイトをご覧ください!

令和2年度4月補正予算(案)について|東京都

https://www.zaimu.metro.tokyo.lg.jp/yosan/20200415_hoseiyosanan_tsuika.pdf

さいごに

いかがでしたか?

お金の規模感が違うだけの国や自治体の家計簿だと思えば予算や財政って意外と簡単じゃないですか?

個人的には、公営企業会計や税連動経費などが新しい知識となって面白かったです。

この記事をきっかけに、これまで東京都がどんなことにお金を使ってきたのかを振り返ったり、その上で候補者はどのようなことにお金を使って行きたいかを確認したりて、みなさんが自信を持って投票できたらいいなと思います☺︎

そして、選挙前でなくでも予算案やニュースなどを見て、1国民1主権者として政府自治体がどのようにお金を使っているかを監視していきたいですね!

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